手がかり
あまりに刹那的で
『なんとかなれー』
な毎日だ。
ただこれは、ひとり僕だけの事情ではないだろう。
50年後には国民人口が8700万人になるとか。
つまり経済がものすごい勢いで
閉じていくわけだ。
すでにして相対貧困率の高いこの国では
生きていけない者が溢れるに違いない。
もちろん明日の糧さえ危うい中、
50年先を見通すことなどできないのだけれど……。
いつ来るか定かでない地震よりも、
貶め合う社会が厳然としてある。
君よ、寄る辺なき人の世を生きる
手がかりはなんだろうか。
それは唯一つ。
『誠実さ』
に他ならないと僕は確信している。
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