希望
続・就活。
相変わらず追い詰めらてはいるけれど、
わずかにポジティヴな案件もでてきた。
予備校からの新規依頼である。
こういった人事案件は
完全に他者依存なので、
もぅ運といっても差し支えない。
だから、
『よくぞこのタイミングで』
ともいえるし
『なぜここまで起こらなかった』
ともいえる。
この案件、妙ないい方だが、
時給はふつうに高い。
と思う。
せんじつ落ちた塾が時給1200円。
『研修中は1000円ですッ!』
とのことだったので、ほんとにわけがわからない。
向き不向きというか。
運否天賦というか。
とはいえ依頼件数が少ないままでは
困窮が解決したとはいえず、
だから
『相変わらず追い詰められている』
というわけなのだ。
なーんちゃって。
虚飾であるー。すべて。
学校へ行けず、日がな一日
路上で物乞いをするほかない子供のいる世界で、
いい歳した男がいうことではない。
ぶっ壊そう。この世界を。
新しいものをつくるとき、
古いものは必ず壊れていくものだ。
ほうっておけば終わってしまうような
荒んだ世界なら、
終わるのを待たずに破壊してしまえー。
『人間がつくったものならば、
人間が変えることもできるんです』
と恩師は教えてくれた。
人間作為の原理である。
絶望だけではないはずだ。
自分の中にある人間の可能性を、
僕は信じている。