人の世に
今週末のプレミアリーグが延期となった。
いつものサイトを開いても
番組のアイコンがない。
最初は放送権の問題かと訝ったのだけれど、
真相は『エリザベス女王の死去』が原因のようだ。
そういわれてみると、
『そうかぁ』
とも思うし、
『なんで』
ともなる。今いちピンとこないのだ。
それは『要職者の死』と『ショービジネスの中止』とに
納得のいく関係が見出せないということ……いや。
本当はわかっているのだけれど、認めたくない
ということなのだ。
要人の暗殺と国葬との関係は、
さらに見え透いていて論じるに値しないのだけれど、
どちらも資本主義の観点からしか繋がらない。
どちらもかける額の大きな投資で
十分に回収の見込めるものに他ならない。
大衆の無知につけ込むこうしたやり口に
否応なく巻き込まれている自分がいる。
僕は
インターネットの普及で端末化した人間
のひとりだ。
だからまず、
要人の死を個人の死として、
そして隣人の死として悼むことから
存在の尊厳を取り戻していこう。
世界市民として戦間期に想う。
『人間に光あれ!』
ここまでお読みいただき
ありがとうございます。
次回の更新は水曜24時頃です。