【都市おじ日記】私の投資人生は祖父から
皆さんは株式投資をしていますか?
私はNISAが登場した時から投資をしていますので、そろそろ10年くらい経ちます。
そんな投資にはまるきっかけを書いていきたいと思います。
【祖父について】
私には昔から投資をしている親族がいました。
それは母方の祖父です。
祖父は会社で経理をしており、お金にはうるさい人でした。
金の流れる所には細かく指摘をしており、祖母や母はそれを嫌がっていました。
特に物に買った日を記入して、それがどのくらい使われているのかをチェックしており、利用頻度が少ないものにはケチをつけていました。
今考えると面倒くさい人でした。
そんな祖父はいつも平日昼間にリビングで文字放送を見ながら証券会社に電話をしていました。
ネット証券がなかったから仕方ないですね。
幼い私は何をしているのかよくわかっていませんでした。
もしあの時に戻れたら何をしていたのか聞きたかったです。
【祖父は金持ちだったが短命だった】
祖父は決して金を持っていることを自慢したりはしていませんでした。
私は祖父をただのどこにでもいるおじいちゃんだと思っていましたが、食べているものだけは違っていました。
祖父は高そうな飴やホタテの貝柱、ビーフジャーキーを食べていたのです。
私は祖父にホタテの貝柱が好きでよくおねだりしていました。
それを祖父は快くくれたのですが、今考えるとあんな効果な物を孫に簡単に食べさせるほど金を持っていたんですね。
食べ物に関してはとても豪華だったと思います。
当時はそれが当たり前だと思っていましたが・・・
そんな祖父はかなり早くに亡くなってしまいました。
原因はたばこの吸いすぎです。
昔からよく咳き込んでいたので、肺でも悪かったのでしょう。
生まれて初めての親族の死に涙が止まらなかった事を今でも覚えています。
【祖父に救われた私】
祖父の投資家としての凄さを知るのは私が大学生になる直前です。
父が株で大損害を被り、1千万円以上の借金を抱えてしまいました。
父は家族に内緒で私のためにとっておいた預貯金や学資保険も全て信用取引に使っていました。
父に対する怒りの前にせっかく受かった大学に行くことができなくなるかと絶望したのですが、そこで私を救ってくれたのが亡くなった祖父でした。
私の祖父は数千万円以上の資産を祖母に残して亡くなっていたので、祖母は見かねて遺産の一部を父の借金の返済に充ててくれました。
こうして私は無事に大学生になることができました。
あの時祖父が残した多くの資産が無ければ、私は大学生になれませんでした。
もし出会うことができるのなら感謝の言葉を伝えたいです。
これはもっと後で知ることになるのですが、私の家は長期休暇のたびによく旅行に行っていました。
そのお金は父が出しているのかと思っていましたが、実は祖父がほとんど金を出していたそうです。
おかげで知らない都道府県がないくらいいろんな所に連れて行ってもらえました。
こうして私は祖父によって救われたのですが、その祖父が得意としていた投資に興味が出るのはまたしばらく経った後です。