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バンコクの裏路地を歩く

旅に行けない今だからの旅の話、つづき。

旅先ではよく歩く。写真をやる以前からそう。歩くのが好きだからというのと、歩くことで発見できることが多いからだ。

この日はアユタヤに移動することになっていたので、宿からアユタヤ行きのミニバンが出る駅まで、けっこうな距離だったが、歩くことにした。

歩くと、これまで見ることがなかったエリアの、見ることのなかった人々の営みを垣間見ることができる。

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市場には、その街の人々の生活がリアルに反映する。

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小さな電子部品屋が数多く並ぶエリア。かつての秋葉原を思い出す。多くの技師たちが、ハンダ小手などの工具を手に忙しそうに働いている。ジェスチャーで許可を求めると、どうぞどうぞと写真を撮らせてもらえた。

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バンコクの好きなところのひとつは、日本に比べるとまだ超大型店舗が少なく、人々が小規模の小売店からものを買っているように見える点。

ちなみに、一部のネット記事に、ビクトリアモニュメント駅からアユタヤ行きのミニバンが出ていると書いてあるが、2019年現在、もう出ていないとのことなので、ご注意を(私はその記事を信じて行ったが、けっきょくモーチット駅に移動するハメに)。

写真はすべて Leica M10-P + Apo-Summicron 50mm で撮影。

(つづく)

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