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作品のレイヤーを読み解く
写真展「Affordances」、感染症対策のため、週末を残して終えた。いらしてくださった方、応援してくださった方、ありがとうございました。また、週末にいらしていただこうとした方、申し訳ありませんでした。次回にまたご期待ください。
ところで今回の作品は、過去の個展のなかで最高に、見る人によって受け止め方が違うものだった。私的には、それは大成功。理由は二つある。
ステートメントに書いたように、感情はさまざまなことに起因するし、ここにも書いたように、自由に感じてほしいと思っていたから。
もう一つ(こちらが大切なのだが)、今回の作品は、いくつかの「レイヤー」を重ねて仕込んでいるからだ。それは画像やプリントそのもののレイヤーでなく、概念のレイヤー(意識的に仕込んだのは5層)。見る方がどのレイヤーのものを感じ取っているかによって、感じ方はちがうだろう。どのレイヤーが一番大切ということはないが、奥に行くにつれ、わかりづらくはなっていると思う。
直接お会いして話をできた方のなかで、奥から2番目のレイヤーを読んでいる方がいて、その方と話したときは、うれしかった。
だが、秘すれば花、どんなレイヤーを仕込んでいるかはあえて言わない。また展示する機会がたぶんあるので、そのときに読み解いてほしい。