コロナウィルスの影響で行けなかったタイ
3月末にタイに行く予定だった。ところが、予約していたフライトが新型コロナウィルスの影響でキャンセル。
がっかりしてばかりもいられないので、昨年タイに行ったときの話をしよう(タイのことは、ここやここにも書いた。今回はその続き)。
ちょうど半年前、2019年9月末から10月上旬。雨季の終盤だ。
バンコクでは、ワット・アルンの対岸の宿に泊まり、ボートの始発に乗るのが日課だった。とくに何があるわけではないが、日の出前のチャオプラヤ川、朝のワット・アルンの空氣に触れたかった。
日が上って暑くなり始めた頃、散歩を終えて対岸に戻り、宿の近くの食堂で朝食をとった。安くて量が多くてうまい。毎朝ローカルの人々で一杯なはずだ。
ところで、持っていったカメラは、ライカM10-P、GR III、TC-1の3台。ライカのレンズはApo-Summicron 50mm1本のみ。
どれも素晴らしすぎて、説明するのが野暮なカメラ(M10-Pについてはこちらをご覧あれ)。
バンコクのように何度も行ったことのある土地でも、カメラがかわると見る目もかわり、新鮮だった。慣れ親しんだ機材で世界中どこでも撮れるが、新しい機材を使う理由は、鮮度。自分をフレッシュに保てるし、機材に触発されて新しい発想が出てくることもある。
(つづく)