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スローカメラが心地いい
前回に続き、ブログのアーカイブから。2017年の記事。文章の後半にある自問への答えは、今年二代目購入とあいなりました。
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ここのところ、動画のお仕事をたくさんやらせていただいています。その反動ではないと思いますが、静止画のほうは、スローカメラがいっそう心地よくなってきました。
もともとデジタル一眼レフで連写とかが苦手なうえに、フィルムの値上がり、そしておそらく加齢も手伝って、撮影テンポが以前に増してスローになってきています。
先日も神戸のワークショップで、望遠レンズたちのなかに混じって二眼レフで子どもの運動会撮ってるとか言ったら笑われましたが、ほんとうにそんな感じなのです。
そんな折り、仕事で数年前のネガをスキャンする機会がありました。スリーブにいっしょに入っていた日常のスナップを見ていたら、個人的な思い出を残すのに、毎秒何枚の連写も、オートフォーカスも、自動露出もいらないんじゃないかと思ったのでした。
どの写真にも、そのとき、その場、その人がちゃんと見えています。
フィルムカウンターがついていないカメラなので、ダイヤルでフィルムを巻き上げつつカメラの裏の赤い覗き窓からフィルムの紙に書いてある数字を合わせて、ピント合わせも左右逆のスクリーンで、シャッターチャージと巻き上げの順番をまちがえると撮れなかったり、しかも1本で12枚しか撮れないと、今の感覚では不自由だらけのカメラですが、ちゃんとその人の表情やクセも捉えています。
次に買うカメラは大判かなあ、あるいはこのカメラ壊れちゃったから買い替えるかな、愛着もあるから修理かななんて考えています。