96年6月のポジ Bessa II ヘリア付き
部屋の整理
ここのところエアコンが故障して交換工事をしたり、実家に置いてあった自分の荷物を引き取ってきたりしていて、部屋にはいろいろなものがあふれている状態なのだが、その中には昔のフィルムが大量にある。フォクトレンダーのベッサII、カラーヘリアつきのポジフィルムが3本見つかったので、スキャンした。
このカメラは、私が古いカメラにはまり出した頃、ふと立山黒部アルペンルートを観に行こうと思い立ち、それなら大きなフォーマットのカメラがあると良いのではないかと考えて出発の3日くらい前に銀座のウツキカメラで買い求めたものである。6x9判、120フィルムで8枚しか撮れないが、ここぞというシーンで使おうと考えていた。他に、これまたフォクトレンダーのヴィトーBLも持って行っており、メインのカメラはオリンパスのOM-3Tiであった。今なら3種類もフィルムのカメラを持って行くこと自体なかなか出来ないと思うが...まあ当時もそんな人はあまり居なかったかも知れない。
当時のメモを見ると、ベッサでは5本を撮っており、使った順に並べると
フジ プロビア100
コダック エクタクローム100
フジ ベルビア50
フジ ネオパンF
アグファ RSX50
と、全く統一性がない。たいてい1-2本単位で買っていたから、一つの撮影で統一したメーカー、感度を選ぶことができず、冷蔵庫にあったものを手当たり次第持ち出したというわけだ。今日は上記のうち上から3本の撮影例をアップする。ネオパンとRSXはまだ見つかっておらず、段ボール箱の奥底にあるのだろう。
撮影結果
大面積の画面を活用すべく、遠景を絞って撮っている。レンズの個性を感じたいなら、絞り開放付近で近景を撮るほうが良いが、とにかく遠くを精細に撮りたかったのだ。
おわりに
どれもきれいに写っている。この時の癖なのか、少し露出オーバー気味に撮っていたので、スキャン時に補正している。
このカメラはその後、別の機材購入のために手放している。絞り開放で近くの被写体を撮っているフィルムが見つかればそれもいずれはアップしたい。