Vito BLの写真をもう一つ
AGFA OPTIMA100
ここのところ、96年近辺のフィルムを整理している。先日はコダクローム25のポジからのスキャンをアップしたが、今回はアグファ オプティマ100のネガが見つかったのでそれを紹介する。カメラは前回と同じくフォクトレンダーのヴィトーBLである。
アグファといえば、この当時ヨドバシカメラで現像料無料キャンペーンをやっていて、会社の社員オーケストラの米国公演旅行でフィルムを使うためにXRG100をたくさん買い込んでいたのを思い出す。オプティマはXRGシリーズより高級な位置づけだったかと思う。この当時のフィルムはどれも退色していて補正なしでは見られないのだが、この米国旅行の際に使ったアグファ、フジ、コダックのうち、退色補正が最も上手く出来たのはフジフイルムだった。XRGも上手く補正出来たコマもそこそこあった。2年前くらいにコロナ禍の中ヒマだったのでその旅行のフィルム三十数本のスキャンをしようと試みたが、あまりにも退色というか変色がひどいので19本目までやったところで挫折している。スリーブの6コマ目、右端のところが特に変色が大きく画面内で色が大幅に違ってしまうのに一番困った。
今回の稿は、上記の旅行の前、3月に浅草で撮ったオプティマ100のスキャンから選んでいる。退色はしているが、補正は割とスムーズだった。スキャナのソフトの補正に、さらに私の感覚での補正が加わっているから、オプティマ100の色合いが再現できているとは思えない。ご参考、ということにしておこう。
96年3月 浅草
以下に写真を上げる。今だと外国人の比率が大幅に増えているかと思うし、なにしろ28年前、服装の雰囲気も違う。ちょっとしたタイムスリップ感があって興味深い。
おわりに
ピント合わせが目測のカメラなので絞り込んだ撮影条件が多いのもあり、どれもシャープな画像になっている。F2.8のカラースコパーはその後デッケルマウントのレンズで入手しているので、改めてヴィトーやヴィテッサで入手することはなさそうだが――なにしろ防湿庫がいっぱいで溢れている――BRの良いものがあったら手を出さない自信がない。
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