【SF】(MLBの)ジャイアンツ記事担当になりました&球団史紹介
初めまして。この度、MLB30球団ファン合同note企画のサンフランシスコ・ジャイアンツの記事担当をさせて頂くことになりましたロブ・ネソ(Robb Neso)です。HNのモデルはロブ・ネン(Robb Nen)という現役時代にMLB最速のMAX164キロ(当時)を投げていた剛腕投手です。
ここでは曖昧さ回避の為、サンフランシスコ・ジャイアンツは「SF」「SF軍」表記にします。何故かというと、「ジャイアンツ」という単語自体、日本国内・日本語表記ではどうしても読売ジャイアンツが反射的に脳裏に浮かぶ方が多いと思うので。毎回「サンフランシスコ・ジャイアンツ」と表記するのも長ったらしくて嫌ですし。
同じ野球チームである分、「レッズ」とはまた違った厄介さがありますね。(映画や漫画のジャンル「SF」と被るのはもう、割り切ります...)
と、注意書きはこの辺にして、今回はMLB初心者の方にもMLB、そしてSFに興味を持ってもらえるように、「SFがどういう球団なのか」を球団の歴史を交えながら簡単に解説したいと思います。
1.日本人初のメジャーリーガーが誕生した球団
SFは日本人初のメジャーリーガー、マッシー村上こと、村上雅則さんが在籍(1964~65年)していた球団です。ちなみにアジア人初のメジャーリーガーでもあります(アジア人初安打も村上さんが記録しています)。日本人メジャーリーガーの歴史はSFから始まりました。
2.伝説となった好プレー「ザ・キャッチ」とWS制覇
少し時代は遡り、時は1954年。まだアメリカではカラーテレビすら各家庭に普及されてない時代。SFはインディアンスを下し、球団史では5度目のワールドシリーズ制覇をします。
その制覇の象徴となっているのがワールドシリーズ第1戦でウィリー・メイズが魅せた「ザ・キャッチ」(Gif画像参照)。
背走しながらフェンス手前でフライを捕り、インディアンスの勝ち越しを阻止。このプレーが勝利への原動力となり、そこから4連勝で見事ワールドシリーズ制覇を成し遂げました。
今でもこれに似たプレーをしたら、MLBの実況、解説がこぞってこの「ザ・キャッチ」を引き合いに出す様になりました。
3.揺れに揺れた「ボンズ期」
「サンフランシスコ・ジャイアンツ」と聞けば、真っ先に彼を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。そう、バリー・ボンズです。
ボンズは93年にパイレーツからFAで移籍。経歴・活躍については記事が3本書けそうなぐらい濃厚&濃密なので、ここでは割愛します。彼が在籍した07年までにSFは幾度となくポストシーズン、ワールドシリーズには駒を進めるものの、ワールドシリーズ制覇は一度も出来ませんでした。私のHNのモデルになってるロブ・ネンもこの時期(98~02年)に活躍した抑え投手です。
しかし何よりも、この時期はMLBの禁止薬物に関するバイオジェネシス問題が大きな波紋を呼び、渦中にいたボンズも裁判沙汰になる等、MLB史に残る大問題に発展しました。
更に、ボンズとジェフ・〇ント等との不仲が取り沙汰にされたり、クラブハウス内でのボンズの一挙一動がマスメディアによってネガティブな方向に扇動されたりなど、試合の勝敗や活躍以外の部分も非常に目立った時期でした。この時代を知り、今もSFファンを貫いている人達は、この光と闇が錯綜していた時期が最も印象深いのではないかと思います。
ちなみにこの時期には、2001年オフにトレードでメッツから新庄剛史さんが移籍してきました。本当かどうかは知りませんが、クラブハウスで新庄さんがコーヒーを飲んだ時に「苦っ!」って言った瞬間、クラブハウスにいた人全員が新庄さんの方に(ある選手は怒りの感情を露わにしながら)顔を向けた、というある意味新庄さんらしい(?)逸話があります。※「ニガー」がヒスパニック系、アフリカ系等の有色人種に対する蔑称な為。
4.隔年WS制覇、そして現在...
ボンズ退団後、SFはウィリー・メイズの「ザ・キャッチ」があった1954年以降初となるワールドシリーズ制覇を2010年、2012年、2014年と隔年で成し遂げます。なんということでしょう。ボンズが退団したわずか3年後にこの様な結果を残したのは、個人的には少し皮肉の効いた運命だな、と思いました。
ボンズ期晩年から勝ち星に恵まれなかったマット・ケイン、そしてティム・リンスカムやマディソン・バムガーナー、バスター・ポージー等、投打共に役者が揃っていたのもありますが、何より、SFが隔年でWS制覇出来た背景には、エドガー・レンテリア、マルコ・スクータロ、トラビス・イシカワといった伏兵の活躍が必ずありました。
ナショナルズとのポストシーズンで延長18回表にブランドン・ベルトが放った勝ち越しソロもとても印象深いです。
その後、低迷によりブルース・ボウチー監督が退任してしまい、ゲーブ・キャプラーが去年から監督に就任しました。(人格面、采配面で個人的に好きじゃない...)元読売巨人軍のハズレ助っ人に分類されるあのキャプラーです。
そして今、今年のSFはどうなのかというと、やや再建モードに入っていると思います。
球団の戦力値で表した場合、「1」が敗けまくっても気にしちゃいけない再建期、「10」が地区優勝&WS制覇を狙いに行く、だとしたら、
今のSFの戦力値は大体「5」か「6」程度。あわよくばワイルドカード枠に...ぐらいかな、と個人的には見てます。
その現段階にある今年の戦力分析・紹介に関しては、また後日noteに投稿いたします。
今回は以上となります。ここまで読んで頂き、ありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。Twitterはこちら↓
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