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【SF】(MLBの)ジャイアンツ開幕ロースター紹介&注目ポイント
どうも、ロブ・ネソです。
遂に今年もMLBが開幕します。今年は短縮シーズンではないとはいえ、例の感染による離脱や試合中止等が有り得るため、一昨年までとも、去年ともまた違った緊張感が球界に漂っています。
現にナショナルズにて開幕直前に5名それに伴う離脱者が出ており、ナショナルズは出鼻を挫かれてしまいました。いちMLBファンとして、彼等の一刻も早い回復と復帰を願っております。
本題に入ります。
今回はサンフランシスコ・ジャイアンツ(以降SF)の開幕ロースターと、私個人が注目してるポイント、読者の方に注目して欲しいポイントを紹介していきたいと思います。
1.SFのロースター
選手名の横の()内は、投手は利き投げ、
野手は利き打ちを表してます
先発投手(右投げ5人、左投げ1人)
ケビン・ゴーズマン(右)☆開幕投手 ※打つのは左
ジョニー・クエト(右)
ローガン・ウェブ(右)
アンソニー・デスクラファニ(右)
アーロン・サンチェス(右)※中継ぎも視野に
アレックス・ウッド(左)※打つのは右
ブルペン投手(右投げ3人、左投げ5人)
ジェイク・マギー(左)
マット・ウィスラー(右)
ジャリン・ガルシア(左)
ホセ・アルバレス(左)
タイラー・ロジャース(右)
レイエス・モロンタ(右)
ワンディ・ペラルタ(左)
ケイレブ・バラガー(左)※打つのは右
捕手(右打ち2人)
バスター・ポージー
カート・カサリ
内野手(右打ち5人、左打ち3人)
ブランドン・ベルト(左)
ブランドン・クロフォード(左)
トミー・ラ・ステラ(左)
エバン・ロンゴリア(右)
ウィルマー・フローレス(右)
ドノバン・ソラーノ(右)
マウリシオ・デュボーン(右)※外野起用アリ
ダリン・ラフ(右)※外野起用アリ
外野手(右打ち1人、左打ち2人)
マイク・ヤストレムスキー(左)
アレックス・ディッカーソン(左)
オースティン・スレイター(右)
2.補足、注目ポイント
前回補強で紹介した
トロピアーノ、カズミアー、ヤマグーチ、
ボスラー、クリザン、ボーア、ウェイドJr.
は、惜しくもアクティブロースター入りはなりませんでした。
ですが、先述した通り、コロナによる離脱等でいつ上から声が掛かるか分かりませんので、出番が今後ある可能性は高いです。
1)投手陣
投手陣の特徴としては、先発はウッドのみが左腕な上に、背中の状態が余り良くなく、STも2試合しか投げてません。開幕ILが予想されますので、実質、先発ローテは全員右腕になりそうです。
中継ぎも駒を揃えたとはいえ、再生工場を目指すかのような面子なので、かつてのロブ・ネンやブライアン・ウィルソン、セルジオ・ロモの様な「守護神」的な存在も今はまだ不在です。
そういったセットアッパーと抑えが固定でき、且つ信頼に足りうる存在が出てきたら、ようやくSFはポストシーズンを狙える側になれると思います。
注目ポイント①左腕多めな中継ぎの運用・起用法
中継ぎは先発陣とは対照的に、左腕5人と右より多くなりました。今年はワンポイント起用が禁止(という謎ルール)な為、首脳陣がどういった起用をするのか気になる、というよりは心配事です。
注目ポイント②ゴーズマンとドジャースとパドレスと
クエトと争い、見事開幕投手の座をゲットしたゴーズマン。去年SFに新加入して短縮シーズンとはいえ、自己ベストに近い好投を見せ、印象もかなり良くなりましが、今年のSTではイマイチな投球(防御率5.63)が続きました。
それでも「クエトよりはマシ(防御率9.82)」だったので、勝ち取ったというよりは転がり込んで来たという表現のがしっくり来ます...
ちなみに去年のゴーズマンの同地区の強豪ドジャースとパドレスとの対戦成績はというと、
VSドジャース:被打率.222 被OPS.684
VSパドレス:被打率.273 被OPS.682
と、比較的抑えており、中でも昨年ワールドシリーズ覇者・ドジャース主軸のスター選手であるベッツは被安打0本、ベリンジャーも単打1本に抑えてるのはプラス要素です。
特にゴーズマンがオリオールズ在籍時にベッツは同地区のレッドソックスにいたのですが、当時はVSベッツが被OPS.986とカモにされてたので、SF移籍後の投手有利な球場、投球スタイルの変化が功を奏したのかもしれません。
その辺も後日別記事として書きたいと思います。
しかし手放しには喜べず、C.シーガーは被OPSが1.750とハリウッドのアクション映画に出てくる車が如くボコボコの炎上爆発しており、マンシー、ターナー、テイラーも対戦が少ないとはいえ、カモにされてます。SF推しの方々は是非「ゴーズマンVSドジャース打線」に注目してみてください。
注目ポイント③24歳ローガン・ウェブ「第2のビーバー」となるか
今年のSFのスプリングトレーニング(以降ST)の大きな収穫の一つでもあるのは、24歳の若手右腕ローガン・ウェブの躍動です。
5試合と17投球回投げて、驚異の2与四球1失点、被打率.113、防御率とWHIPが共に0.53いう素晴らしい成績を残し、先発ローテ3番手に食い込みました。
去年は11先発して防御率5.47と散々だったので、SF的には嬉しい誤算と言えるでしょう。STの様な活躍を続けれれば、インディアンスのビーバーの様な存在にもしかしたら、なるかもしれません。
2)野手陣
球場の特性、前回の記事で紹介した球団の現状も相まって、MLB公式が紹介するパワーランキング、打線ランキング等でSFは軒並み下から数えた方が早い位置にいます。そんな中でも、去年の短縮シーズンで躍動した選手達がSTで猛アピールしました。
注目ポイント①控えから主力へ、主力からスターへ、有望株が新人王へ
今年のSTの野手陣の収穫と言えばやはり、ドノバン・ソラーノ、オースティン・スレイター、マイク・ヤストレムスキー、ジョーイ・バート、ヘリオット・ラモス等の躍動です。
ドノバン・ソラーノ(33歳)
19年:81試合 打率.330 4HR OPS.816
20年:54試合 打率.326 3HR OPS.828 ※60試合制
21年ST:15試合 打率.421 3HR OPS1.187
オースティン・スレイター(28歳)
19年:68試合 打率.238 5HR OPS.750
20年:31試合 打率.282 5HR OPS.914 ※60試合制
21年ST:12試合 打率.360 4HR OPS1.328
マイク・ヤストレムスキー(30歳)
19年:107試合 打率.272 21HR OPS.852
20年:54試合 打率.297 10HR OPS.968 ※60試合制
21年ST:15試合 打率.300 4HR OPS1.024
また、惜しくもアクティブロースター入りとはなりませんでしたが、MLB公式のSFの有望株ランキング2位のジョーイ・バート、3位のヘリオット・ラモスも共に今年のSTは打率4割超え&OPS1.000超えをマークして、今後は昇格して新人王争いに加わるかもしれないと思わせる打棒を魅せました。
上記は19年のレギュラーシーズンからしか記載してませんが、ドノバン・ソラーノは17~18年はMLBでの出場は無く、マイナーのみの出場だったため、一時期はNPBの助っ人候補にリストアップされる程でしたが、一昨年から打撃面で存在感を出しています。遅咲きの2世選手・ヤストレムスキーもオールスターに選ばれるレベルのパフォーマンスを去年~今年のSTで見せているので、ここからもう一段階伸びてリーグMVP候補に連ねる域に行くことを期待してます。
今回は以上となります。今回も記事が長くてすいません。次回は改善出来る用に善処致します。そして今年のSFの開幕戦はシアトル・マリナーズ。戦力的にはほぼ互角に近いと言える相手だと思います。
今年のSFは「耐え忍ぶシーズン」と言えますが、実りのあるシーズンになることを期待しています。
また、今年でFAになり、SFユニを着てる姿が見納めになるかもしれないポージー(22年は球団オプション有り)、クロフォード、ベルトに対して、ホーム最終戦で彼等のSFでの功績を称えるスタンディングオベーションで有終の美を飾る為にも今年のSFには頑張って欲しいです。
それではここまで読んでいただき、ありがとうございました。前回の記事はこちら↓