【SF】ST招待選手/二刀流挑戦、元LAAドラ1など
どうもロブ・ネソです。
今回は今年のスプリングトレーニング(以下ST表記)に招待された選手達を紹介したいと思います。
招待選手一覧は上記のSF公式アカウントの画像を参照して下さい。
また、上記のリストが発表された2/7以降に
アンディ・トーマス(捕手)と、トレバー・ヒルデンバーガー(右投手)が2/16に招待されています。
ここでは、招待された選手達の中で個人的に注目している選手を4人紹介していきます。
-今季から二刀流に挑戦するロナルド・グズマン
主にテキサス・レンジャーズ(以降TEX)にて一塁手として活躍し、股割り開脚で日本国内でもコアなファンを獲得していた彼が今年から二刀流にチャレンジすることとなりました。
MLBデビューした2018年は123試合で16HR、
2019年は87試合で10HRと、フル出場すれば一塁手としてはギリギリ及第点の長打力はありましたが、18年、19年は共にOPSは.722、通算OPSも.712とレギュラーとして使うには打力不足でした。
21年オフにTEXからFAになった後はニューヨーク・ヤンキース(以降NYY)とマイナー契約、昨季MLBに上がれたのは終盤9月の3試合のみ、その後はDFA→FAとなり、今年2/19にSFからSTに招待されました。
そして、契約時は「一塁手」でしたが、本人の意向により、今年から二刀流に挑戦するとこに。
きっかけは、去年の9/29にNYYの傘下マイナーにいた際、野手登板した時にかなり手応えを感じていたからだそうです。↓野手登板時の動画
そして、今年1月からは投球練習を本格的に開始。94〜96マイル近い速球を見せ、STの実践試合に向けた準備を着々と進めているようです。↓
また、野手としても今のSFはベテラン功労者のベルトがブルージェイズに移籍した事により、正一塁手の競争も熾烈を極めることが予想されます。
更に、今年からはMLBの新規定により、俗に言う「野手登板」していい条件が昨年より明確に厳しくなった為、彼の様な二刀流選手は投手陣の負担軽減の為に重宝するでしょうし、他球団でもこういった起用の選手が恐らく増えるだろうと予想しています。
-主力級の実力も、故障に泣いたスティーブン・ピスコッティ
かつてLFホリデイ、RFグリチック、そしてCFピスコッティでセントルイス・カージナルス(以降STL)の外野を固め、躍進を支えた彼も今回STに招待されました。
2015年にデビューし、通算726試合出場、93HR、OPS.725を残している32歳です。
彼といえば個人的にSTLのイメージが強いですが、気付けば移籍後のオークランド・アスレチックス(以降OAK)のキャリア年数のが長くなってたのが少し意外でした。
17年オフに難病と闘病していた母の為に母が観戦しやすいOAKへ自らトレードを志願→STLが快諾→移籍、という経緯も当時は各メディアが取り上げました(ピスコッティ母は残念ながら翌18年5月に他界)。
人格面や実力では申し分無い彼ではありますが、不運な故障や手術が必要な腫瘍が出来る等のアクシデントが多く、2021年72試合、2022年42試合と、近年はシーズンの半分も出れず、当然成績も厳しい物になるので、22年にFAとなり、SFが STに招待するという形になりました。
-元LAAドラ1のショーン・ニューカム
2014年ドラフトでロサンゼルス・エンゼルス(以降LAA)に1位指名(全体15位)で入団した彼も招待されました。
入団後は守備の名手シモンズの絡む大型トレードでアトランタ・ブレーブス(以降ATL)へ移籍。2017年にMLBデビュー。翌2018年には先発ローテの一角を守り、12勝9敗 防御率3.90をマーク、あとアウト1つでノーヒッターという快投も魅せました(ドジャースのテイラーが阻止)。
2019年には中継ぎに転向、55試合で16ホールド 防御率3.16と結果を残しましたが、その後は精彩を欠き、傘下マイナーと上を行ったり来たり。
2022年にはジェシー・チャベスとのトレードでシカゴ・カブス(以降CHC)に移籍するも、移籍が改善のきっかけにはならず、オフにDFA→傘下マイナーへ→FAという形になり、2/6にSFからSTに招待されました。
2021年は32.1投球回で与四死球29
2022年は27.2投球回で与四死球19
と、かなり制球に苦しんでいるので、SF再生工場の腕の見せ所と言えるでしょう。
-19〜20年に2年連続GGとFBのW受賞したロベルト・ペレス
守備面においては、「元MLBナンバーワン捕手」といっても差し支えないロベルト・ペレスも招待されました。
ペレスは2008年のドラフト33巡目、全体だと1011位というかなり下位指名でクリーブランド・インディアンス(※当時、以降CLE)と契約を結び、腐らずマイナーから着々と実力を付け、頂きに登り詰めた選手です。
CLEでは故障離脱が多いヤン・ゴームズの代わりに出続け、2016年のカブスと伝説的な闘いとなったワールドシリーズも含め、ポストシーズンの全試合でスタメンマスクをかぶりました。
基本的には打撃が苦手な守備型の捕手でしたが、2019年には119試合で24HR OPS.774という素晴らしい打棒を発揮し、これが続けれれば球界を代表する捕手の一人になれそうな予兆がありましたが、惜しくも予兆止まりでした。
2021年でCLEからFAとなり、ピッツバーグ・パイレーツ(以降PIT)に移籍しましたが、左ハムを痛める等の故障があり、僅か21試合の出場に留まり、オフにFA→2/6にSFがST招待という形に収まりました。
個人的には一昨年〜昨年に控え捕手ながらSFで存在感を出したカート・カサリの様な捕手として若手捕手バートをバックアップする存在になってくれればと思っています。
今回は以上となります。
他にも招待された有望株等を紹介したいですが、文字数の都合上、実力のある選手達を主に紹介させて頂きました。
今後の彼等の活躍に期待しましょう。
最後に、昨季までSFに所属していましたが、惜しくも退団、そして今年の他球団のSTに招待された主な選手たちをご紹介します。
※元NPB助っ人は一昨年
選手名(ST招待先)
アンドリュー・ナップ(DET)
タイラー・ジョーンズ(LAA)
タイラー・ウィリアムス(SEA)
エマニュエル・デヘスス(MIA)
アンドリュー・スアレス(STL)※元ヤクルト
タイラー・チャットウッド(PIT)※元ホークス
ファン・ウェイチェ(PIT)
ジェイソン・ボスラー(CIN)
パトリック・マゼイカ(LAD)
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
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