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【SF】移籍情報と主力野手の期待値

ロブ・ネソです。2022年最初の記事です。
激遅ですが、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

ロックアウトもどうにか多少の延期で済みましたが、ロックアウト期間にサンフランシスコ・ジャイアンツ(以降SF)はまさかの大打撃。

絶対的・唯一無二・攻守の要・レジェンド・正捕手のポージーが引退してしまいました。
昨季はカムバック賞を獲る等、攻守共に衰えを見せない活躍をしていただけに非常に残念ではありますが、家族との時間を優先した彼の姿勢は尊重したいと思います。

ポージー、お疲れ様。
後日ポージー単独の記事も書こうと思います。

今回の記事では
①主な退団選手

②主な新入団選手
(①②共に日本時間3月18日正午時点)

③主戦力の今季の活躍予想値(※期待値)の野手編

です。

ー主な退団選手&FA選手

SP ケビン・ゴーズマン→ TOR
C バスター・ポージー→ 引退
IF ドノバン・ソラーノ→ CIN
3B/OF クリス・ブライアント→ COL
RHP タイラー・チャットウッド→ ソフトバンク
OF アレックス・ディッカーソン→ ATL

SP ジョニー・クエト→ FA
LHP トニー・ワトソン→FA
SP スコット・カズミアー→FA

ー主な新入団選手&再契約

SP カルロス・ロドン(元CWS)
OF/DH ジョク・ピーダーソン(元ATL)
SP マット・ボイド(元DET)
1B ブランドン・ベルト(再契約)
SP アンソニー・デスクラファニ(再契約)
SP アレックス・ウッド(再契約)
RHP ジェイコブ・ジュニス(元KC)
RHP アレックス・カッブ(元LAA)

IF アレックス・ボランディーノ(元CIN ※マイナー)
OF ルイス・ゴンザレス(元CWS ※マイナー)
IF カアイ・トム(元PIT ※マイナー)

主戦力の今季予想値(期待値):野手編

本当に35歳?

ブランドン・クロフォード:35歳 SS
〜昨季はキャリアハイの24HR、OPS.895を残し、ナ・リーグMVP投票では同地区・同ポジションのトレア・ターナーを押しのけ、4位に。アッパレ。
しかし、打撃面はかなり出来過ぎ感が否めなかったので、今季は全体的に数字が緩やかに衰えて行くと予想。
それでも長年SFのSSを支えている功労者なので、有終の美を飾って欲しいベテラン選手。
妹がヤンキースのゲリット・コールと結婚してる。

今季も25HR超えを期待

ブランドン・ベルト:33歳 一塁
〜昨オフにFAも、オルソン、フリーマン、リゾー辺りの争奪戦にSFは加わらず、彼とスパっと再契約。今季はクロフォード同様に緩やかに衰えるか、ほぼ現状維持と予想。
昨季は今まで20HRに到達したことないにも関わらず、29HRを放つ活躍を見せたのは嬉しい誤算だった。今季も25HR前後はやってくれるだろう。というかやってくれないと困る。
また、昨季はVS右にはOPS1.008、VS左にもOPS.832と極端に左を苦にしなかったのも今年のポジ要素。
SFのキャプテン的存在で「キャプテン・ベルト」関連のグッズも多数販売中。

ポージーと比較するのは流石に酷

ジョーイ・バート:24歳 捕手
〜SF期待の捕手プロスペクト。2020年の短縮シーズンはポージーが全休したため、代役として正捕手を務めるも、MLBの高い壁に苦戦。昨季は傘下で鍛え直しに専念し、AAAの67試合でAVG.294 10HR OPS.830を記録(※なお打高で名高いPCL)。
今後は引退したポージーと比較される事がより増えるシーズンになる事が予想されるので、今年〜来年は彼が成熟するか、腐るかの分岐点になるだろう。
大学時代には優秀な捕手に送られる「バスター・ポージー賞」も受賞。2020にはBAL有望株のラッチマン、他にはカート・スズキ、マイク・ズニーノ等が受賞している。

土壇場の勝負勘は健在

エバン・ロンゴリア:三塁 36歳
〜レイズのスーパースターも気付けば今年でSF在籍5年目のアラフォー。昨季は故障も多く、僅か81試合のみの出場。今季からはDHがフルシーズンあるので休み休みで規定打席はクリアしてほしいところ。
昨季はVS左がAVG.318、OPS1.087と今季はプラトーンでのDHも駆使しつつ、2016年以来の30HRも狙えると期待。
数年前、ショッピングモールでムネリンとバッタリ会い談笑、翌日は試合中に三塁ベース上でも談笑した。

プラトーン要員からレギュラーへ

ダリン・ラフ:35歳 一塁/外野
〜フィリーズ時代はハワードの控え、そこから韓国のKBOに行き、そこで打撃のコツを掴んだのか、そこから急成長。SFの呼び戻しに見事応えた。
昨季は主にVS左投手用のプラトーン要因として輝き、VS左はOPS1.007。と、思いきやVS右もOPS.823と合格レベル。今季は新加入のピーダーソンとのプラトーン起用も予想されている。
去年は自身初のMLB初登板も経験。1投球回を投げ防御率18.00と洗礼を浴びた。

レジェンド一族の意地を見せるか

マーク・ヤストレムスキー:31歳 外野
遅咲きの2世。短縮シーズンの2020年はAVG.297 OPS.968とスターへの階段を登ったかに見えたが、MLB3年目の昨季は打撃面で苦しみ、自己最多の25HRも、三振・打率・出塁率・OPSでは自己ワーストを記録。今季は復調が待たれる。
MLB殿堂入りしている祖父のカールには高校時代まで指導を受けた。昨年12月には子供も産まれた。

今季こそ規定打席クリアを

トミー・ラ・ステラ:33歳 二塁
昨季は左ハムストリングを痛め計70日もIL(故障者リスト)入りしてしまい、僅か76試合のみの出場。
しかし、終盤戦やポストシーズンでは守備面で存在感を見せた。長年控えに甘んじたり、不運な怪我で球宴に出場出来なかったり等、やや不幸体質気味ではあるものの、実力は申し分無いので、規定打席分出れば自ずと結果は出ると思われる。
しかし、昨年10月にはアキレス腱の手術もしているので走力は懸念事項。
本人とは一切関係ないが、東京目黒に「ラステラハウス」というCM、映画、ドラマ等に使う用途の豪邸に見立てたロケ地がある。

※VS右投手のグラフです

ラモンテ・ウェイドJr.:28歳 外野
SF再生工場・野手陣の最高傑作の一人。2021年開幕前にMINのマイナーでくすぶっていた彼をトレードで獲得。プラトーン起用すると見事にアジャスト。VS右はOPS.859、そして驚異の18HR。
しかし、VS左はOPS.389だ。打率か出塁率ではなくOPSだ。昨季のホームランも全て右からだった。なので、上の五角形のレーダーチャートはVS右投手のグラフだということをご了承願いたい。
更に、4イニング時に打席に立つとOPS1.515
9イニング時に打席に立つとOPS1.409
9イニング以降の延長戦はOPS1.334になる。
特定の条件を満たすとバリー・ボンズに変身するネタ満載な彼に今年も注目するコアなファンが多数いる。
母親が観戦しに来た際は、母親の頭上を飛び越えるスプラッシュヒットを放つ孝行ムランも打った。

好敵手LAD戦で古巣への恩返しとなる活躍を期待

NEW❗️ジョク・ピーダーソン:30歳 外野
LADの元有望株が昨季はポストシーズンで古巣相手に牙を剥いた。LADは同地区のライバルでもあるので、彼の獲得は良いプレッシャーになりそうだ。
今季はプラトーン起用が予想されるが、昨季は機会がVS右の半分だったのもあるが、VS左のが打率は高かったりする。自慢のパワーで本拠地名物のスプラッシュヒットの記録を作ることに期待。全体的には去年とほぼ変わらずな成績を残すと予測。
2013年WBCでは20歳というチーム最年少でイスラエル代表で出場した。

今回は以上となります。次回は投手陣の戦略を分析、今季の期待値を載せていきます。
期待値の五角形に関しては、完全に主観ですし、各能力の振り分け方も少し古くさくてすいません。ご容赦ください。

それでは、ここまでご覧頂きありがとうございました。

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