買ってはいけない情報商材〜これでもう騙されない
あなたを誘惑する甘い罠
騙されるのはイヤだ。
しかし、世の中は非情だ。油断をすると、すぐに甘い言葉で騙してくる。
「誰でも1日10分で簡単に稼げます」
「知っているだけで売上が倍増します」
「うちには20歳のかわいい子しかいません」
「飲み放題で2000円ポッキリ」
そして「飲み放題でビール別料金ってどういうことだよ!チクショー」ということになってしまうのである。
情報商材の世界は特に目に余る。
誰かの書いた劣化コピーが4980円とかで平気で売っている。こんなもの誰かの使用済みのパンツを高額で買うようなものだ。冗談じゃない。しかし、誰のパンツかによってはうれしい場合もある。
最近では、売る方も日々スキルアップをして、私たちに買わせようと努力をしている。"セールスライティング"と称して、欲しくもない使用済みパンツを買わせようとしてくる。
そんなものは"セールスライティング"ではない。詐欺だ。もしくはブルセラショップである。
自分の身は、自分で守らなければいけない。
私も幾度となく騙された。そしてようやく「騙す手口」と「騙される心理」がわかってきた。「手口」を知れば、身を守ることができる。
こんなに情報商材が蔓延しているのに、その手法についてはまとめている記事があまり見当たらなかった。本noteでは、情報商材を買ってガッカリしたくない方に、騙されないためのポイントを共有していきたいと思う。
シルクハットおじさんと踊るピエロ
私の騙され原体験は、たしか小学校3年生のときである。
夕方の薄暗がりの帰り道、子どもたちの人だかりができていた。
その子どもたちの中心には、赤いシルクハットをかぶったどこからどう見ても怪しいおじさんが子どもたちに語っていたのである。怪しい。赤いシルクハットなんてトランプマン以外に、かぶるわけがない。
おじさんの前には、タバコの箱サイズ程の発泡スチロールでできたピエロの人形が無造作に倒れていた。
「さあ、みんな。今からこの小さなピエロの人形に命令をするよ。そうするとピエロが踊りだすよ」と、おじさんは指をパチンと鳴らす。
……っ!
すると、どうだろう。
小さなピエロの人形はゆっくりと立ち上がったではないか。そしてその場でぴょんぴょんとステップを踏んでいる。
うそでしょ!? 信じられなかった。小学生といえども、魔法を信じるような年齢ではない。絶対にどこかに仕掛けがあるはずだ。ピアノ線で操っているに決まっている。
「糸なんか使っていないよ」
こちらの心を見透かしたかのように、おじさんが手の平をくるくると回してくる。
その間もピエロは、ピョコピョコと意思を持ったように跳ねているではないか。
手の動きとピエロの動きは全く連動していない。おじさんが糸で操っている様子はない。
「それっ」
おじさんが指をくるりと回すと、ピエロはくるりとバク中をした。私は息を飲んだ。周りのみんなもどよめいている。
「すごいだろ。ワイルドだろ〜」
初めての衝動だった。この秘密を知りたい。どうしても知りたい!
500円。
子どもにとっては大金だった。「酢だこさん太郎」が50枚も買える。
でも、どうしても欲しい。魔法の秘密が知りたくて我慢ができなかった。この秘密を知れば、私もおじさんのようにみんなのヒーローになれるかも知れない。
完全な敗北感の中、私は「踊るピエロ」を購入した。
ピエロは透明なビニール袋に雑に入って、中にはガムの包み紙程度の説明書が入っている。嫌な予感しかしない。
そう、もちろん騙されたのだ。私は全財産を払ってしまったのだ。
秘密の持つ魔力
私たちは"秘密"に弱い。もしかしたら、あるかもしれない"楽な方法"に弱い。私が知っていたら、みんなのヒーローになれるかもという"承認欲求”に弱い。
情報商材も同じだ。
そういうあなたの弱い部分をこれでもかと刺激して、愛撫して、その気にさせてくる。気になってしまったらYou Can't Stop。ポチっている。
もちろん全ての情報商材が悪いとは思わない。中にはいいものもある。
詐欺商材を見分けるポイントはたった1つ。
どうやって金儲けが目的だと判断するのか。
簡単にいえば、購買意欲を必要以上に煽ってきているかどうかで判断をすればいい。購買意欲を煽る手法はどの商材も似たりよったりだ。パターン化されている。
私は子供の頃の全財産をつぎ込んだ黒歴史を忘れることができない。これ以上の被害者が増えないように、私の全てを注ぎ込んで様々な購買意欲を煽る手口をしたためた。全裸でしたためた。
え?そんなことより「踊るピエロ」のタネが気になる?
では、それは本文の最後に記載しよう。
失敗しない情報商材の見分け方
■このnoteに寄せられた感想
こちらの記事を公開してから、実に多くの感想が寄せられた。全部で4件だ。その一部始終を紹介したいと思う。
■こんな人に読んでほしい
騙されたくない人に限らず、これから販売したいと考えている人にも、是非読んでクリーンなビジネスをして頂きたい。
■こんな人は読まなくてもいい
■このnoteの値段について
え! 有料なの? バカじゃないの?
そう、このnoteは「情報商材に騙されないための情報」なのに有料で販売している。すごく矛盾している。だって、このnote自体が騙しているかも知れないじゃないか。しかし、理由は2つある。
1つめは、内容がインフルエンサーにまで広がりすぎると、私の存在を消されるおそれがあるためだ。怖い。情報商材が特定できるようには書いてはいないが、人によってはわかってしまう可能性がある。
無料だと誰でも読めてしまうため、制限をかける意味で有料とした。すごく怖い。影響力のある人たちの販売手段を批判している。すごく怖い。アカウントがなくなっていたらそういうことだと思って欲しい。
2つめは、購入することで体験できる構成にしてあるという点だ。人は体験をしないと実感できない。本編を読むことで"なるほど"と思って頂けるはずである。
気になる値段だが、これから情報商材で騙されることがなくなることを考えれば、72万円でも安い。しかしそれだと「酢だこさん太郎」が7万2千枚も買えてしまう。
今回はすごく悩んだ結果、特別に200円で販売することにした。でも、より多くの人に見てもらいたいので、今月は100円で販売する。
ミラノ風ドリアより安い。一ヶ月で考えれば1日3円だ。
さらに全額返金保証もつけちゃう。これなら損をすることはない。
とあるインフルエンサーの情報商材
かなり横道にそれてしまったが、本題に入ろう。
とあるインフルエンサーの情報商材を購入した。内容は「誰でもインプレッションを増やせるツイート作成術」。Twitterを始めたばかりの私は、誰にもツイートを読まれていなかったため、気になって購入をしてしまった。
しかし、そこには驚きの方法が書いてあったのだ。それは……
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