静かな約束
雪降る公園を2周する。
人も少ない。
雑念が次から次へと出てくる。
瞑想も同じことなんだろうかと思いつつ、
今晩何食べようかと雑念とたわむれる。
誰にも言わない誰にも会わないひとりの時間を作る、
春にそう決めた。
厳密にはコンビニの店員とか誰かしらと少しは話すから、その時間全くひとりで完結しないけど、
ひとりでいることが自分は割と苦でないみたいだ、ということだけはわかった。
そうして何もせず何ヶ月こうしている。
これはなにかしらの病気なのかもしれないし、
単なる生まれ持った気質なのかもしれない。
名前がついたからといってどうなる。
私はこのままゆっくり老いて朽ちる木でいい。
冬が好きだ。