モンペ入門②なぞのじゅもん
市から編の続きです
社会教育課から返信がありました。
最後にこちらからメールを送ったのは6月末。
3週間待ちました。首が伸びる。
回答を見るまえに私からの質問を整理しておきます。
・加入の意志のない者の個人情報をPTAが取得することに法的正当性があるのかどうか。
~ここから下は前回の記事の後で送った質問です~
・PTAの手紙には個人情報保護法が定める個人情報取得の際に必要な「個人情報の利用目的」「同意の有無の確認」が記載されていない。
また、「ご提出ください」「ご協力をお願いいたします」と、提出が義務であると錯誤させるような内容である。
このような文書によって得た個人情報は「不正取得」に、提出してしまった方の個人情報をPTAが利用することは「不正利用」に当たるのではないか。
・娘の学級で「PTA総会資料」の配布が行われ、担任が娘に一旦配布したあと「やっぱりやめとくな」と言って回収した件について「該当学級のロバ耳子の保護者がPTA非加入である」という情報を学校がPTA活動(総会資料を配らないこと)のために利用したのであって、市の個人情報保護条例における「目的外利用」にあたるのではないか。
・教頭によると「PTAの手紙で個人情報を提出した方の中に記載に不備のある方がいたため、電話で確認を取っている」とのことだった。該当の手紙には電話番号の記載欄はないため、電話連絡には別に取得した情報を利用したはずである。学校名簿を利用した場合、個人情報の目的外利用(PTA活動に利用している)となり、市の個人情報保護条例に抵触する可能性があるのではないか。教頭がどこから電話番号を入手したのか、合わせてご調査いただきたい。
とまぁ、こんな感じです。
さぁ、どのような回答をいただけたのか!オープンです!
(文中の「希望調査」とはPTAの手紙のことです)
いつも、お世話になっております。社会教育課の▲▲でございます。
お返事に大変時間を要し、申し訳ございません。
お尋ねいただいておりました個人情報の取扱いに関しまして法的な問題はないかということについて、法令を担当する部署にも相談し、次のとおりお答え申し上げます。
まず、今回の希望調査は、これまでロバ耳様からPTAには加入されない旨のご意思はお聞きしていたものの、間違いがないように書面で確認させていただきたいという趣旨でアンケートという形を取らせていただいているものです。
希望調査は、アンケート形式であることから回答は任意性のあるものと考えられ、任意のアンケートでは、尋ねられたロバ耳様が個人情報取得の目的が明示されていない等の理由により、不当なものと判断された場合は、回答しないという選択肢があることとなります。
また、今回の調査票が送られる以前に、ロバ耳様と学校職員が会話などのやりとりの中でPTAへの加入の意志がないことを知り得ていながら、必要最低限の個人情報の取得するにあたって、調査票に利用目的や利用範囲を示していないのは、書類上の不備とは言えますが、先に申し上げたとおり、任意性のあるアンケートには回答しないという選択肢がありますので、不正な取得とまでは言えないと思われます。
法的な見解としては上記のようなことで正当性を欠くものとまでは言えないということですが、今回の回答は、あくまでもこれまでロバ耳様から弊課がいただいた情報と学校からの聞き取りをもとに上記のようなことが考えられるということに至りました。
しかしながら、保護者であるロバ耳様のご信頼をいただくという面では、学校は得られていないということとなります。大切なお子さまをお預かりして教育を行っている者としては、ロバ耳様のご信頼をいただくよう引き続き努める必要があると存じます。
この度のご指摘については、これまでも当該学校に事情の聞き取り等を行って参りましたが、今回の弊課の回答についても連絡をとり、情報共有をさせていただきます。
ご不明な点等ございましたら、ロバ耳様のお時間が許せば、当方はお会いすることも可能ですので、ご遠慮なくご連絡ください。
よろしく、お願いいたします。
う~ん………………パルプンテ!
次回へ続く