![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/55099081/rectangle_large_type_2_3be722840eb7d61352fb35a2634a4d9e.jpeg?width=1200)
医師がプログラミングをするメリット
医師がプログラミングをするメリットとして、臨床現場を直接、体験していることが挙げられる。
現在、日本の医療現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)は非常に遅れているのが現状だ。
例えば、未だに印鑑/手書き文書での紹介/FAXによる診療情報のやりとり など。
原因として、医療を受けられる患者さんの年齢が高いこともあるが、医師にプログラミングに精通してアプリ開発をしたりできる人材がほとんどいないことも要因である。
プログラマーが医療でのDXに取り組むことも可能と思うが、それも課題がある。それは、医療知識と実際の医療現場の経験が乏しいことが挙げられる。
プログラミングをして、デジタルによる問題解決をするためには、その課題設定が最重要である。その課題をみつけるためには、実際に医療現場で患者の診療・治療をすることが必要だ。
この課題をみつけることがプログラマーだけでは困難なのである。
もちろん、プログラマーと医師が連携することでその課題を解決する方向に進めばいいが、その連携をとれるシステムができていない。
上記のことを考えると、臨床現場に関わる医師がプログラミングを学び、そのプログラミングを通してデジタルで解決できるソフトウェアを開発することがよりよい医療に結びつく。
医療現場で活躍できるDXで考えているのは、
・コロナ陽性患者で自宅やホテル療養適応となった場合、ネット接続可能なSpO2
モニターを装着(俗に言うIoT)してもらい、それを遠隔でモニタリングする。
・学会発表や論文発表時に疾患集積をするときは人力作戦なのが現実。
その症例集積を自動でできるように電子カルテの入力ソフトをプログラミング
で修正する。
などである。
現在は、まだプログラミングを学び始めたばかりだが、日常臨床の間でプログラミングを学び続けたい。