#電解質異常
外来で高カリウム血症をみたら。
以前に高カリウム血症についての解説をしたが、今回は外来での高カリウム血症について記載したい。(一般的なカリウム血症の補正については以下を参照)
※外来しているDrからどうすればいいですか という問い合わせが何度かくる。
高カリウム血症は緊急を要する場合がある。(高カリウム血症が持続すれば致死的不整脈を誘発する)
まずは、検査値が正しいかを確認する。
(LDHも上昇していたり、血小板が低値であれば
高カリウム血症の補正
電解質異常のなかで、カリウム値異常のときの判断はナトリウムの時と比べて簡単だ。(ナトリウムは水分との相対的な問題であるが、カリウムは絶対値で過剰か不足かを判断できる)
なぜなら
高カリウム血症:体内のカリウムが多い または、検査エラー(溶血)
低カリウム血症:体内のカリウムが少ない
が成り立つ。
患者背景(大量のカリウム投与または急激な腎機能低下)からカリウムの突然の上昇が考えにくい場合は