虐待や不登校や不眠症や薬物依存の子供がプロ占い師の幸せな男になるまでの話(仮)#2
物心がついたとは言えまだ4歳、自我や主体性というものはまだ自分にはなかった
そのため、近所の好きでもないスイミングスクールに通わせられたが、自分には根性がない
そして頑張る理由もないため、成績は中の下と言ったところだった
肌は白く体は細く、髪や目の色は明るい茶色で、唇は赤かった
自宅のうちの会社の裏にも工場があり、そちらには父方の祖父母が住んでいた
祖母の事はあまり覚えていないが「唇が紅を塗った女の子みたいに赤いねえ」と言われた事を覚えている
祖父母の家でも俺は弟を連れて