右折車専用信号とは?
主に東京都内の大きな交差点の角に、斜めの方向を向いた縦型の信号機が設置されていることがある。一見、不思議な点灯サイクルなので、誰のための信号なのか戸惑う運転手もいるかもしれない。この記事ではこの信号機の目的と対象運転手などについて解説する。
設置の様子
高速道路や高架橋等が中央にあるなどの、広い道路では、右折レーンにいる車両が通常の位置にある信号機を参照することが難しい。そこで、右折レーンにいる車両に見えやすい対角に、「右折車専用」の信号機を設置する場合がある。
広い交差点で右折する際の補助信号
右折車専用信号機は、多くのものは縦型に設置されている。信号柱の左側、右側に設置される場合によって、矢印灯器が設置される側が異なる場合がある。
場合によっては、通常の向きで設置されている場合もある。この場合は右折レーンが他の走行区分と独立している場合が多く、「右折車専用」の標示もない場合がある。
信号サイクル
時差式や右折車分離方式になっているかどうかで右折車専用信号機のサイクルは若干異なる。以下は例である。
通常の場合
時差式 (後発)の場合
右折車分離方式の場合
右折車分離+時差式 (後発) の場合
左折車専用信号もある
右折車専用信号よりも数がずっと少ないが、「左折車専用信号」というものもある。
たとえば上の例は、駅前ロータリーで、ロータリーを回る方向は信号無しで進行でき、左側のみ信号がある (前方に横断歩道があるため) 場合である。
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