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持続化補助金に採択されたエステサロンの事例から学ぶ計画書の書き方

 同店は地方都市に立地し、痩身・フェイシャル・マッサージなどの施術を提供しているエステサロンですが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、エステティシャンとの直接的な接触を避けたいという意識から、来客数が半減してしまいました。

 その後、客数は徐々に回復してきたものの、コロナ前には届いていない状況の中、新規事業として一般ユーザーや同業者を対象に、痩身・フェイシャル・マッサージなどをオンラインでレッスンすることとしました。

 この新規事業により、顧客は自分自身でこれらの施術をできるようになり、同業者は同店の技術を取り入れて付加価値を向上させやすくなります。そこで、当該事業を多くの方に訴求するために広告宣伝費を投下することとしましたが、その一部を小規模事業者持続化補助金で調達することとしました。

 そのための計画書を作成し、申請した結果、無事採択されたわけですが、同店の計画書を参考にして、どのように記載すれば採択の可能性が高まるのか、今回から6回に分けてそのポイントを見ていきます。今回の記事では<経営計画>「1.企業概要」を採り上げます。

1. 持続化補助金に採択されたエステサロンの事例から学ぶ計画書の書き方[企業概要編]

持続化補助金に採択されたエステサロンの事例から学ぶ計画書の書き方[企業概要編]ポイント①事業内容を端的に示す

 エステサロンと言っても、脱毛専門のところもあれば、幅広く施術メニューを取り揃えているところもあります。よって、同店はどのようなエステサロンなのかという点を<経営計画>「1.企業概要」の冒頭部分へ端的に示しました。

 まず自店は何者なのかという点を端的に示すことで、読み手は同店をイメージすることができ、それに基づいて読み込むことで、理解が深まりやすくなると言えます。よって、このような記載をしたことは、同店が採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。

持続化補助金に採択されたエステサロンの事例から学ぶ計画書の書き方[企業概要編]ポイント②ビジュアルに訴求する

 同店は、当欄に経営者・スタッフの写真を盛り込み、顔の見える計画書としたことで、リアリティを高めました。

 ホームページやパンフレットに経営者の写真を掲載している企業とそうでない企業がありますが、ESSPRIDE社の発表によると、経営者の写真を掲載している方が、信頼度が高いとされています。よって、顔の見える計画書は、内容の信頼性も高まると言えるでしょう。

 また、店舗内の受付コーナーや施術コーナーの写真も盛り込み、読み手が店舗のイメージを抱きやすくしましたが、このように写真を用いてビジュアルに訴求したことは、同店が採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。

持続化補助金に採択されたエステサロンの事例から学ぶ計画書の書き方[企業概要編]ポイント③現状を数値で説明する

 同店は、直近期1年間で売上総額・利益総額の大きいメニューベスト5を挙げ、それらの売上高・利益額を示しました。このように、自店の状況を数値で説明することは、客観的に状況を把握することに繋がり、事実に基づいた戦略の策定が可能になりますが、この点も同店が採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。

 今回の記事では、当補助金に採択されたエステサロンの<経営計画>「1.企業概要」の記載内容から、採択を引き寄せたポイントとして、①事業内容を端的に示す、②ビジュアルに訴求する、③現状を数値で説明する、を挙げました。次回は「2.顧客ニーズと市場の動向」を見ていきます。

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