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持続化補助金の計画書記載例(カラオケ店)から紐解く採択のポイント(4)

 過去3回の記事で見てきた<経営計画>「1.企業概要」「2.顧客ニーズと市場の動向」「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」は、主に現状に関する内容を記載しますが、今回見ていく「4.経営方針・目標と今後のプラン」は、これからどのように事業展開をするのかという今後に関する内容を記載します。

 このように時間軸が異なることを踏まえた上で、今回の記事では「4.経営方針・目標と今後のプラン」を記載するポイントについて、下記サイトで公開されているカラオケ店の計画書記載例を用いて説明していきます。

【商工会議所管轄地域で事業を営んでいる方向け】

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1. 持続化補助金の計画書記載例(カラオケ店)から紐解く採択のポイント(4)

持続化補助金の計画書記載例(カラオケ店)から紐解く採択のポイント【経営方針・目標と今後のプラン編】①内部環境を踏まえる

 当記載例では、これまで自社が強みとしていた夜間の集客による売上が激減していることを踏まえ、今後のプランとして、夜間以外の売上を獲得する新サービスの開発をすることを述べています。

 このように「4.経営方針・目標と今後のプラン」の記載内容において「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」に記載した内容に触れることは、自社の強みを踏まえていると捉えさせることが期待でき、採択を引き寄せるポイントと言えるでしょう。

持続化補助金の計画書記載例(カラオケ店)から紐解く採択のポイント【経営方針・目標と今後のプラン編】②外部環境を踏まえる

 当記載例には「消費者のニーズを的確に捉え販路開拓を行っていく上で、夜間帯以外に新たな売上を獲得する新サービスの開発が急務となっている」という記載がありますが、これは、新サービスの開発は顧客ニーズに応えるものであるとも読めます。

 「2.顧客ニーズと市場の動向」では「歌う以外の目的でカラオケボックスを利用する人が増加している」という記載があり、このような外部環境を踏まえた記述をすることは、採択を引き寄せるポイントと言えるでしょう。

持続化補助金の計画書記載例(カラオケ店)から紐解く採択のポイント【経営方針・目標と今後のプラン編】③見出しを設ける

 当記載例では「経営方針」「今後のプラン」といった見出しを設けていますが、これによって内容が整理されるとともに、見出しを先頭にした段落に何が書かれているのかが一目でわかることから、読みやすさや理解のしやすさが向上すると言えます。見出しを設けてこのようなメリットを狙うことも採択を引き寄せるポイントと言えるでしょう。

 今回の記事では、カラオケ店の計画書記載例の<経営計画>「4.経営方針・目標と今後のプラン」から、採択を引き寄せるポイントととして、①内部環境を踏まえる、②外部環境を踏まえる、③見出しを設ける、を挙げました。次回は<補助事業計画>「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」を見ていきます。

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