見出し画像

持続化補助金の採択でホームページを作成した居酒屋の計画書作成事例①

 同店は当時創業3年目で、代表の女将とパートタイマー1名で運営している居酒屋ですが、地元の商工会に勧められて経営革新計画を作成することにしました。その際に商工会の専門家派遣制度を活用したわけですが、弊社が専門家としてご支援をする中で、小規模事業者持続化補助金を活用して、ホームページの制作費など販促費の調達をすることになりました。

 そこで作成した経営革新計画を基に、当補助金用の計画書を作成し、申請した結果、無事採択されたわけですが、今回の記事から同店がどのようにして採択される計画書を作成したのか、そのプロセスをご紹介していきます。初回の今回は<経営計画>「1.企業概要」欄記載のポイントを見ていきます。

1. 持続化補助金の採択でホームページを作成した居酒屋の計画書作成事例【企業概要】編

持続化補助金の採択でホームページを作成した居酒屋の計画書作成事例【企業概要】編(1)3つの見出しを設ける

 持続化補助金の採択を目指す事業者が作成した計画書を拝見する機会がありますが、見出しを設けずに文章だけがひたすら詰め込まれているものが少なくありません。これは、読み手にしてみるとかなりの負担なわけで、集中力を削ぎ、結果として伝えたい内容が伝わりにくくなるリスクがあります。

 そこで、同店では「企業概要」欄に3つの見出しを設けました。具体的には、同店の概要を示した【事業概要】、直近3年間の売上高と売上総利益の推移を示した【業績推移】、現状の売れ筋メニューや利益の大きいメニューをまとめた【売上・利益構成】という見出しです。

 これらの見出しがあることで、内容が整理されるとともにグルーピングもされたため、読み手の負担は軽減し、見出しを設けないで記載した場合と比較すると、伝えたい内容の理解が進んだものと思われます。

持続化補助金の採択でホームページを作成した居酒屋の計画書作成事例【企業概要】編(2)ビジュアルに訴求する

 同店では【事業概要】という見出しの下へ、経営者の写真、同店の地図、店舗外観の写真を盛り込みました。このように文章だけでなく見た目へ訴求することは、感覚的な理解が進むとともに、内容のリアリティが高まる効果が期待できます。

 原則として読み手は同店に対して、縁もゆかりも興味も関心もないわけで、そのような方を引き込んできちんと読んでもらうためには、このようにビジュアルに訴求することは有効な方策だったのではないでしょうか。

持続化補助金の採択でホームページを作成した居酒屋の計画書作成事例【企業概要】編(3)現状を数値で説明する

 前述の通り、同店は【業績推移】【売上・利益構成】という見出しを設け、数値を盛り込みつつ現状を説明しました。この数値は虚偽のものでない限り、現状を事実として表すツールになります。

 これにより、業績が上がっているのか下がっているのか、事業規模はどの程度なのか、顧客から人気のあるメニューは何なのか、同店の利益に対する寄与度が大きいメニューは何なのかなど、様々な情報を読み手は事実として得ることが可能になります。それは同店に対する理解が深まることを通じ、計画内容の理解に繋がることが期待できます。

 今回は<経営計画>「1.企業概要」欄記載のポイントとして(1)3つの見出しを設ける、(2)ビジュアルに訴求する、(3)現状を数値で説明する、を挙げました。次回は「2.顧客ニーズと市場の動向」を見ていきます。

【弊社ホームページ】

2.小規模事業者持続化補助金の計画書作成をサポートします。

 1,000件を超える支援実績を通じて蓄積してきたノウハウを活用して、計画書作成のサポートを行い、採択の可能性を高めます。詳しくはこちらから↓↓↓

3.LINE友だち登録募集中

 LINEで友だちとして繋がってくださった方には、リアル店舗の現場経験20年以上、コンサルティング歴10年以上【通算30年以上のノウハウ】を凝縮した【未公開のコラム】を優先的に配信しています。バックナンバーはこちらから↓↓↓

【LINE友だち登録はこちらから↓↓↓】

4.電子書籍のご案内

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?