持続化補助金に採択された美容室の事例から学ぶ計画書の書き方①
同店は創業20年を超える美容室ですが、事業拡大のために新規事業を立ち上げることとしました。これには店舗改装が必要であり、その費用の一部を小規模事業者持続化補助金で調達するために、同店は申請のための計画書を作成しました。
その計画書のブラッシュアップを弊社がご支援することとなり、何度か同店経営者とご面談を重ね、計画書を作成し直した上で申請したところ、結果として採択されました。
そこで、同店の計画書を参考に、計画書をどのように記載すれば採択の可能性が高まるのかご紹介していきます。初回の今回は<経営計画>「1.企業概要」の書き方を見ていきます。
1. 持続化補助金に採択された美容室の事例から学ぶ計画書の書き方【企業概要】編
持続化補助金に採択された美容室の事例から学ぶ計画書の書き方【企業概要】編(1)沿革を述べる
今回見ていく<経営計画>「1.企業概要」は、当補助金の申請に用いる計画書の最初に位置することから、読み手にこの欄で自店の概要を具体的に掴んでいただくことで、それ以降に記載する説明の理解度が深まりやすくなります。
そこで、同店は美容室を運営していることの他に、創業年月・店舗規模・立地・営業時間と曜日などの基本情報を端的に記載しました。このことで読み手は同店のイメージが湧きやすくなり、結果として採択を引き寄せたポイントのひとつになったと考えられます。
持続化補助金に採択された美容室の事例から学ぶ計画書の書き方【企業概要】編(2)ビジュアルに訴求する
同店は当欄に店舗の内外装の写真を盛り込みました。このように写真を盛り込むことは読み手のビジュアルに訴求することが可能となり、イメージが湧きやすく、文章だけの説明よりも読み手の理解が進みやすくなります。
文章だけの説明は、読んでいるうちに集中力が低下し、単に字面を追うだけとなりがちであり、結果として伝えたいことが伝わりにくくなるリスクが高まってしまいます。計画書は8枚以内にまとめる必要がありますが、その範囲内で収まるのであれば積極的に写真や図表は盛り込みたいものです。
持続化補助金に採択された美容室の事例から学ぶ計画書の書き方【企業概要】編(3)現況を数字で説明する
同店は施術しているメニューの中で、売上と利益総額の上位3メニューを金額とともに一覧表にまとめて、当欄に盛り込みました。このように数値で現況を説明することは、事業規模や売れ筋が定量的に分かるため、読み手としては同店のイメージが湧きやすくなります。
また、申請者である同店としては、売れ筋のメニューが何なのかが分かるため、今後販売に注力するべきメニューが明確になり、戦略の有効性を高めやすくなります。
今回の記事では持続化補助金に採択された美容室の事例から、採択を引き寄せる<経営計画>「1.企業概要」の書き方として(1)沿革を述べる、(2)ビジュアルに訴求する、(3)現況を数字で説明する、を挙げました。次回は「2.顧客ニーズと市場の動向」を見ていきます。
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