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【2023年9月7日締切】第13回持続化補助金の新たな3つの加点制度

 補助金は申請すれば誰にでも交付されるものではなく、審査を通過する必要があります。そして、小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)の審査は「Ⅰ.基礎審査」「Ⅱ.書面審査」「Ⅲ.加点審査」と3つの審査があります。

 このうち「Ⅲ.加点審査」は、条件を満たしていれば、計画書の完成度とは関係なく、自動的に加点され、審査結果が有利になるため、可能であるならば積極的に活用したいものです。

 2023年6月14日に第13回持続化補助金の公募要領が公表されましたが、この「Ⅲ.加点審査」において、新たな項目が設けられました。当記事では、この内容について説明をしていきますが、正式な内容については、当補助金事務局から直接的に回答を得ることをお勧めします。

1.【2023年9月7日締切】第13回持続化補助金の新たな3つの加点制度

【2023年9月7日締切】第13回持続化補助金の新たな3つの加点制度①「くるみん加点」

 上記「Ⅲ.加点審査」には「重点政策加点」と「政策加点」があり、前者の方が加点量は大きいと推察されますが、この「重点政策加点」に以下が追加されました。

小規模事業者持続化補助金 第13回 公募要領より抜粋 

 まず、子育て支援がテーマとなっている「くるみん認定」ですが、これは仕事と子育ての両立を支援しようと積極的に取り組む事業者を行政が認定する制度であり、この認定が持続化補助金の審査において加点になるということです。

 なお「くるみん」の名称は、赤ちゃんが大事に包まれる「おくるみ」と「会社ぐるみ」が由来となっています。

 「くるみん認定」を得るには、事業者が従業員の仕事と子育ての両立を図るための環境を整備するに当たって、計画期間、目標、目標達成のための対策及びその実施時期を定めた一般事業主行動計画を作成し、目標を達成する必要があります。

【2023年9月7日締切】第13回持続化補助金の新たな3つの加点制度②「えるぼし加点」

 前述の「くるみん認定」だけでなく「えるぼし認定」を得ていても「くるみん・えるぼし加点」の対象になります。この「えるぼし認定」は女性活躍がテーマとなっており、「える」には、Lady(女性)、Labor(労働)、Lead(手本)などさまざまな意味が込められています。

 「えるぼし認定」を得るためには、女性の採用者割合や管理職比率、勤続年数の男女差、時間外労働や休日労働の時間数などの課題を分析し、目標を設定した上で、具体的な行動計画を一般事業主行動計画として提出し、評価基準を満たす必要があります。

【2023年9月7日締切】第13回持続化補助金の新たな3つの加点制度③「一般事業主行動計画策定加点」

 上述した「くるみん・えるぼし加点」は「重点政策加点」の項目ですが、これよりも加点量が小さいと推測される「政策加点」には、下図の「一般事業主行動計画策定加点」が新たに記載されました。

小規模事業者持続化補助金 第13回 公募要領より抜粋(一部加工)

 上図の赤い下線部分「女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画」は、上記の「えるぼし認定」を得る際に提出するものであり、青い下線部分「次世代法に基づく一般事業主行動計画」は、上記の「くるみん認定」を得る際に提出するものであると解釈できます。

 これを踏まえると、「くるみん」や「えるぼし」の認定を得ようと計画を提出したものの、申請までに認定を得ることが出来なかった事業者が、その計画を公表をした場合に加点される制度と解釈することができます。

 今回の記事は、第13回持続化補助金の公募要領に新たに記載された加点項目として「くるみん・えるぼし加点」、「一般事業主行動計画策定加点」を挙げました。加点を狙える方は是非、取組んでみてください。

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