【2023年6月1日締切り】持続化補助金<第12回>公募要領のポイント(17)
小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)に応募する事業者の<経営計画>と<補助事業計画>は、一目見ただけで公募要領の「審査の観点」を読み込んできたか否かが分かるものです。
「審査の観点」は、文字通り当補助金をどのような観点から審査するのかが示されており、そこに記載されている項目をどれだけ満たしているかが採択・不採択のポイントとなります。
つまり「審査の観点」を満たした計画書は、内容の完成度が高く、業績拡大の可能性が高いと言えるため、公募要領の「審査の観点」はしっかり理解して、計画書作成に活かす必要があります。
前回、前々回の記事では公募要領の「審査の観点」を踏まえ、採択を引き寄せる<補助事業計画>の作成ポイントとして、①5W1Hを明確にする、②経営計画との関連を意識する、③工夫した点を盛り込む、④ITの活用方法を述べる、を挙げました。
今回の記事でも、同じように<補助事業計画>の作成ポイントを述べていきます。なお、公募要領は下記サイトからダウンロードできます。
【商工会議所管轄地域で事業を営んでいる方向け】
【商工会管轄地域で事業を営んでいる方向け】
1.【2023年6月1日締切り】持続化補助金<第12回>公募要領のポイント[審査の観点/補助事業計画編]
【2023年6月1日締切り】持続化補助金<第12回>公募要領のポイント[審査の観点/補助事業計画編]⑤補助事業計画に金額を記載する
前述の「審査の観点」には「④積算の透明・適切性」として「補助事業計画に合致した事業実施に必要なものとなっているか。」という記載があります。そのため<補助事業計画>「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」へ補助事業の説明を記載する際に、併せて金額も記載すると「補助事業計画に合致」していることを訴求しやすくなります。
また【2023年6月1日締切り】持続化補助金<第12回>公募要領のポイント(15)において、5W1Hを用いて補助事業を説明することを述べましたが、その中の「なぜ(Why)」実施するのかを記載することは「事業実施に必要」であることを訴求できると言えます。
【2023年6月1日締切り】持続化補助金<第12回>公募要領のポイント[審査の観点/補助事業計画編]⑥細かな見積書を取得する
前述の「審査の観点」には「積算の透明・適切性」として上で採り上げた「補助事業計画に合致した事業実施に必要なものとなっているか。」という記載の他に「事業費の計上・積算が正確・明確で、真に必要な金額が計上されているか。」という記載もあります。
よって、補助金を使うものに関する細かな項目が記載された見積書を取得し、<補助事業計画>「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」に細かく記載して「事業費の計上・積算が正確・明確」であることを訴求する必要があるでしょう。
例えば、ホームページの作成であれば、「ホームページ一式〇〇円」とするのではなく「ホームページ企画構成比〇〇円」「デザイン基本料〇〇円」「ページ制作費〇〇円」といった形で、細かく記載すると良いでしょう。
今回の記事では【2023年6月1日締切り】持続化補助金<第12回>公募要領の「審査の観点」を採り上げ、採択を引き寄せる<補助事業計画>の作成ポイントとして、⑤補助事業計画に金額を記載する、⑥細かな見積書を取得する、を挙げました。次回は公募要領をもとに、過去に採択された事業者が、再度応募する際のポイントを見ていきます。
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