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持続化補助金に採択される計画書の書き方とは?スポーツ用品店の事例③

1. 持続化補助金に採択される計画書の書き方とは?スポーツ用品店の事例【顧客ニーズと市場の動向編】

持続化補助金に採択される計画書の書き方とは?スポーツ用品店の事例【顧客ニーズと市場の動向】のポイント(1)当欄を切り分ける

 当欄に限った話ではありませんが、計画書を書き進めていくうちに内容がテーマから外れてしまうケースは頻繁に目にします。例えば「顧客ニーズと市場の動向」を書くべき欄に「自社や自社の提供する商品・サービスの強み」や「経営方針・目標と今後のプラン」に記載するべき内容を記載してしまうケースです。

 当欄は、タイトル通り「顧客ニーズと市場の動向」について述べる欄ですので、同店は当欄に「(1)顧客ニーズ」と「(2)市場の動向」という見出しを設け、内容を切り分けました。

 これによって、書くべきテーマから外れにくくなるとともに、読み手にとっては内容がグルーピングされていることが分かり、読みやすさが向上するというメリットがあります。結果として計画の内容が理解しやすくなり、採択を引き寄せることが可能になったと考えられます。

持続化補助金に採択される計画書の書き方とは?スポーツ用品店の事例【顧客ニーズと市場の動向】のポイント(2)顧客の分析結果を記載する

 同店は「(1)顧客ニーズ」という見出しの下に「①顧客の状況」と「②顧客ニーズ」という見出しを設けました。そして「①顧客の状況」として、同店を利用する顧客の居住地域、年齢構成などを図表も盛り込んで説明した上で「②顧客ニーズ」という見出しの下にそれらの顧客が抱いているニーズを記載しました。

 このことから、顧客がスポーツ用品店に抱く一般的なニーズではなく、同店の顧客をしっかり分析した上で、同店の顧客が抱くニーズを述べていることが伺えます。つまり、適切に顧客ニーズを把握しており、それに応えることで事業拡大の可能性が高まることになるでしょうから、採択を引き寄せたポイントと考えられます。

持続化補助金に採択される計画書の書き方とは?スポーツ用品店の事例【顧客ニーズと市場の動向】のポイント(3)全体から細部へと構成する

 同店は「(2)市場の動向」の見出しの下に「①スポーツ用品市場規模の推移」と「②野球人口の推移」という見出しを設けました。この、「スポーツ用品」という全体の話から、自店が直接関係する「野球」という細部へ繋げていく構成は適切な印象があり、説得力があると感じました。

 ただし、「①スポーツ用品市場規模の推移」は、野球用品も含んだ市場規模の推移であり、この小見出しを①とするなら、②は「野球人口」ではなく「野球用品市場」の推移とすれば、説得力はより向上したのではないでしょうか。

 今回の記事では、小規模事業者持続化補助金に採択されたスポーツ用品店の計画書をもとに、採択を引き寄せる<経営計画>「2.顧客ニーズと市場の動向」における書き方のポイントとして、(1)当欄を切り分ける、(2)顧客の分析結果を記載する、(3)全体から細部へと構成する、を挙げました。

 次回は同店が記載した「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」から採択を引き寄せたポイントを見ていきます。

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