持続化補助金の計画書記載例(珈琲店)から紐解く採択のポイント(2)
小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)を申請するには、<経営計画>と<補助事業計画>を作成する必要があります。このうち<経営計画>は以下の構成となっています。
1.企業概要
2.顧客ニーズと市場の動向
3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み
4.経営方針・目標と今後のプラン
前回の記事で採り上げた「1.企業概要」は、自社の自己紹介という意味合いがありますが、今回採り上げる「2.顧客ニーズと市場の動向」は、自己紹介した自社を取り巻く外部環境を説明する欄となります。
そこで、当欄に何をどのように記載するべきか、公開されている計画書記載例のうち「珈琲店」のものを用いて、当補助金に採択されるポイントを探っていきます。なお、当該記載例は以下の持続化補助金ホームページからダウンロードできますので、それを参考にしながら当記事を読んでいただくと、理解がより深まるでしょう。
【商工会議所管轄地域で事業を営んでいる方向け】
【商工会管轄地域で事業を営んでいる方向け】
1. 持続化補助金の計画書記載例(珈琲店)から紐解く採択のポイント(2)
持続化補助金の計画書記載例(珈琲店)から紐解く採択のポイント【顧客ニーズと市場の動向編】①見出しを設ける
当記載例では<経営計画>「2.顧客ニーズと市場の動向」欄において以下の見出しを設けています。
●コーヒー市場全体について
●当店に関わる市場について
店舗事業
<店舗事業での購入品の特徴>
オンライン事業
<店舗事業での購入品の特徴>(原文ママ)
このように、見出しを設けると内容が切り分けられ、中身が整理されやすくなります。結果として読みやすくなり、理解が進むことから、採択の可能性を高めると言えます。計画書が理解されれば、100%採択されるわけではありませんが、理解されなければ不採択になってしまう可能性は100%に近づいてしまいます。
なお、見出しはレイヤーを意識する必要があります。記載例では「●当店に関わる市場について」という見出しの下に、「店舗事業」「オンライン事業」という見出しを設けています。このように大見出し、中見出し、小見出しのようなレイヤーを意識して見出しを設けるとより読みやすくなるでしょう。
持続化補助金の計画書記載例(珈琲店)から紐解く採択のポイント【顧客ニーズと市場の動向編】②統計データを活用する
記載例では、日本におけるコーヒーの消費量やその内訳、コンビニコーヒーの消費などが示されていますが、このような市場全体の動向をインターネットなどで調べ、統計データを記載することは「市場の動向」として説得力があると言えます。なお、この際には記載例にあるように出典を示して、データの出所は信頼がおけることを示す必要があります。
今回の記事では、珈琲店の計画書記載例のうち<経営計画>「2.顧客ニーズと市場の動向」を採り上げ、採択を引き寄せるポイントとして、①見出しを設ける、②統計データを活用する、を挙げました。次回の記事では「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」を採り上げていきます。
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