【持続化補助金】採択の可能性を高める計画書の書き方とは③
私達は、天候が晴れならば洗濯物を外に干しますし、雨なら傘をさします。暑ければ半袖になりますし、寒ければコートを着ます。このように変化した環境に応じて、快適になるように行動を変えますが、そのためには外部環境がどのように変化したかを把握する必要があります。
室温が上昇していることに気付かずに冷房を入れず、結果として屋内で熱中症になってしまうご高齢の方は、室温の上昇という環境変化に気付いていれば、対応が可能であったということです。
このことは、経営にも当てはまるわけですが、今回見ていく<経営計画>「2.顧客ニーズと市場の動向」に記載する内容は、外部環境の変化をしっかり把握しているかどうかが問われます。当記事では、これを踏まえて具体的にどのように書くべきかを述べていきます。
1.【持続化補助金】採択の可能性を高める計画書の書き方とは〔顧客ニーズと市場の動向〕編
【持続化補助金】採択の可能性を高める計画書の書き方〔顧客ニーズと市場の動向〕のポイント(1)見出しを設ける
当欄のタイトルは「顧客ニーズと市場の動向」ですので、当然のことながら「顧客ニーズ」と「市場の動向」を記載することが求められています。ですが、当欄を書き進めていくうちに話が逸れてしまうケースや、「顧客ニーズ」と「市場の動向」の話が混在するならまだしも、自社の強みや今後の方針など他の欄に記載するべき内容まで混在してしまって、何を述べたいのか分からなくなっているケースも散見されます。
このようなリスクを低くするために【顧客ニーズ】と【市場の動向】という見出しを設け、内容を切り分けて記載することをお勧めしています。見出しを設けることは、記載した内容がグルーピングされますので、読みやすくなることが期待でき、それによって内容の理解もしやすくなります。
書面審査で高評価を得るには、内容を理解してもらうことが大前提ですから、そのために見出しを設定し、内容を切り分けることは採択を引き寄せることに繋がると言えるでしょう。
【持続化補助金】採択の可能性を高める計画書の書き方〔顧客ニーズと市場の動向〕のポイント(2)顧客ニーズを定義する
私達は目的を達成するために事業者を利用します。例えば、取引先とじっくり話をしながら食事をしたいという目的を達成するために、落ち着いた飲食店を選びますが、その目的を達成できないガヤガヤした飲食店は利用しないはずです。
そこで店舗側としては、このような顧客が抱える目的を達成できる店舗であることを訴求する必要がありますが、そのためには、顧客が達成したい目的、つまり顧客ニーズを把握する必要があります。
弊社では、顧客ニーズを「顧客が当社を利用することによって達成したい目的」と定義していますが、言葉は定義をしないとそれに則った内容は書けないはずです。よって、まずは顧客ニーズを定義することが必要と言えるでしょう。
ただし、定義しさえすれば良いというものではないはずです。例えば、顧客ニーズを「顧客の発言」と定義して記載する例をよく見かけます。ですが、顧客ニーズは顧客の発言や態度・行動などから店舗側が汲み取るものなのではないでしょうか。よってこの定義は、適切とは言い難く、留意したいところです。
今回の記事では、採択の可能性を高める<経営計画>「2.顧客ニーズと市場の動向」の書き方として(1)見出しを設ける、(2)顧客ニーズを定義する、を挙げました。次回の記事では同じく「2.顧客ニーズと市場の動向」を見ていきます。
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