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当記事は2020年10月25日にメルマガとして配信した記事のバックナンバーに加筆・修正をしたものです。

1.人手不足の解決策

人手不足の解決策(1)広告の「言葉」を大事にする

 先日、街中を歩いていたところ、この看板を2度見してしまいました。

 私が注目したのは、この部分です。

アルバイト募集
3密厳守
安心して働けるお店!

 3密を厳守してたら安心して働けないですよね?だって、文字面だけ見ると密集、密接、密閉を厳守するわけですよね?コロナ感染を促進するってことですよね?

 お気づきのように「3密厳守」は「3密回避厳守」という意味合いなのだと思います。ですから、この看板だけを見ると、この店舗は「言葉を大事にしていない」ことをアピールしているわけです。

 あるガソリンスタンドでは人手不足が長年の悩みでした。常時店頭に「アルバイト募集」の看板を掲げていましたが応募者が少ない状況でした。そんな中、ある日同店はこの看板に記載している「アルバイト募集」を「アルバイトさん募集」に修正しました。

 これにより、驚くほど応募者が増加しました。言葉を大切にすることは、その言葉を発する方の関係者を大切にするということです。これが応募を検討している方々に伝わったのではないでしょうか。

 とはいえ、応募者が増加し、面接の約束をしても当日現れない方も数多いものです。この問題を解決したある飲食店の事例をご紹介します。

人手不足の解決策(2)面接前日の連絡に一言添える

 その飲食店は、応募者が面接に現れないことに悩んでいました。そこで、面接の前日に次のような電話をすることにしました。「明日〇時に面接予定のカフェ●●で採用担当している◎◎です。明日はよろしくお願いします」

 そして、この電話に以下の一言を付け加えるようにしました。「面接ではドリンクを準備しますが、緑茶、オレンジジュース、コーヒー、どれがよろしいでしょうか?」

 単にリマインドの電話だけだと「ボクが面接すっぽかすとでも?」と解釈されるリスクもありますが、ドリンクの確認があると、嫌みの匂いを消すことができます。

 同店ではこの取組により、面接に現れない方がゼロに近くなり、面接を実施し採用もできるようになりました。とはいうものの、入社して数日で退社されては人材不足は解消できません。そこであるスーパーマーケットでは以下の取組を行って、この問題を解消しました。

人材不足の解決策(3)早期に顔と名前を一致させる

 既存スタッフは、新たに採用された新人スタッフの顔と名前が一致しやすいはずです。何しろこの方1人だけを覚えればよいのですから。

 これに対して新人スタッフは、数多い先輩の顔と名前がなかなか一致しません。なので入社してしばらくの間は疎外感があり、気持ち的に居場所がないものです。そのことが早期退職の原因ではないかと感じたあるスーパーマーケットは以下の取組により、早期退職者を激減させました。
 
 それは、既存スタッフ全員の顔写真を貼り、各人の名前・血液型・趣味・新人スタッフへ一言を掲載した模造紙を休憩室に張り出したことです。新人スタッフは、強制されずとも休憩時間にこの模造紙を食い入るように見ていました。

 この取組により、新人が職場へ早期に溶け込むことができるようになり、上に述べた効果が出ました。

 今回は人材不足の解決策として(1)広告の「言葉」を大事にする、(2)面接前日の連絡に一言添える、(3)早期に顔と名前を一致させる、を挙げました。このような事例を参考に自社なりの人材不足の解決策を構築してみませんか?
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