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【持続化補助金】採択の可能性を高める計画書の書き方とは④

 日々会社を経営するということは、昨日より今日、先月より今月、昨年より今年の方が経営経験は豊富になっていることを意味するはずです。よって、昨日より今日、先月より今月、昨年より今年の方が業績は大きくなるはずですが、必ずしもそのようになっていないケースもあります。

 その要因のひとつに外部環境の変化に対応した経営をしていないという点が挙げられるのではないでしょうか。商圏人口が減っているなら、それに応じた経営を行わなければ業績拡大は見込みにくいはずです。よって、まずは商圏人口がどの程度減っているのかを把握する必要があります。

 前回、今回の記事で対象としている<経営計画>「2.顧客ニーズと市場の動向」には、そのような外部環境を記載する必要がありますが、当然、その内容は適切なものであることが求められます。前回はそのポイントとして(1)見出しを設ける、(2)顧客ニーズを定義する、を挙げましたが、当記事では引き続きそのポイントを述べていきます。

1.【持続化補助金】採択の可能性を高める計画書の書き方とは〔顧客ニーズと市場の動向〕編

【持続化補助金】採択の可能性を高める計画書の書き方〔顧客ニーズと市場の動向〕のポイント(3)統計データを盛り込む

 前回の記事で採り上げた「顧客ニーズ」の他に、当欄には「市場の動向」も記載しますが、これは統計データがあると説得力が向上するでしょう。採択された多くの事業者が盛り込んでいる印象のデータは、商圏の人口動向、市場規模の推移、需要動向などが挙げられ、これらを公表している統計データをネットで検索し、グラフや表として盛り込むことをお勧めします。

 なお、これら統計データは出所を明らかにしましょう。公的機関が公表しているデータと個人がブログで公表しているデータでは信憑性が異なるためです。

 また、そのデータから言えることを述べることも有効です。例えば商圏内の人口が減少していることを統計データで示したら、客数確保のためには商圏を広げる必要があり、ネットの活用が効果的である、といった形です。

【持続化補助金】採択の可能性を高める計画書の書き方〔顧客ニーズと市場の動向〕のポイント(4)競合の動向を記載する

 小規模事業者持続化補助金は販路開拓などに要する費用を対象としており、マーケティングを意識しながら計画を作成する必要があります。この際にマーケティング環境分析の手法である3C分析の活用をお勧めしています。
 
 3C分析は、Company(自社)、Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、の頭文字を取ったもので、マーケティング環境をヌケモレなく把握できるとされています。

 この3C分析を持続化補助金申請用の<経営計画>に活用すると「1.企業概要」「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」でCompany(自社)に関して把握し、「2.顧客ニーズと市場の動向」でCustomer(市場・顧客)、Competitor(競合)に関して把握するということになります。

 この考え方を持たず、当欄にCustomer(市場・顧客)についての記載はあってもCompetitor(競合)が抜けているケースは非常に多い印象があります。また、「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」で記載する内容は、Competitor(競合)よりも優れているからこそ記載できるはずですから、Competitor(競合)の記載は説得力を高める効果があるとも言えます。

 この場合の書き方としては、Competitor(競合)の名称、URL、特徴などを一覧表にすると良いでしょう。

 今回は、採択の可能性を高める<経営計画>「2.顧客ニーズと市場の動向」の書き方として(3)統計データを盛り込む、(4)競合の動向を記載する、を挙げました。次回の記事では「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」を見ていきます。

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