決定版!持続化補助金に採択されやすくなる計画書の書き方(9)
今回の記事まで8回にわたって、小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)に申請する際に必要な計画書のうち<経営計画>の書き方について見てきましたが、今回と次回の記事では<補助事業計画>の書き方を見ていきます。
後ほどご紹介する公募要領の中にある「審査の観点」の「書面審査」に記載された審査項目を見ると、この<補助事業計画>に関する項目が多く、これらを意識した書き方が、採択の可能性を高めると言えるでしょう。
これを踏まえ、今回の記事では<補助事業計画>の「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」の記載ポイントを見ていきます。なお、公募要領は以下のサイトからダウンロードできます。
【商工会議所管轄地域で事業を営んでいる方向け】
【商工会管轄地域で事業を営んでいる方向け】
1.決定版!持続化補助金に採択されやすくなる計画書の書き方【販路開拓等(生産性向上)の取組内容編】
決定版!持続化補助金に採択されやすくなる計画書の書き方【販路開拓等(生産性向上)の取組内容編】ポイント①冒頭に事業の概要を記載する
上記は、当補助金制度の対象費目ですが、1回の応募でひとつの費目しか選択できないのではなく、複数の費目を用いることが可能です。例えば「②広報費」でチラシを作成し、「③ウェブ関連費」でホームページを制作し、「⑪委託・外注費」で店舗改装をするといった複数の補助事業で応募が可能である、ということです。
この場合、チラシ、ホームページ、店舗改装それぞれに関する説明を「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」に記載する必要がありますが、まず冒頭に「補助事業はチラシの作成、ホームページの制作、店舗改装である」と補助事業の概要を端的に示すことが有効です。
最初に事業の全体像を把握した上で、細かい内容を読む場合は、内容の理解がしやすいものですが、いきなり細かい内容を読んでも理解は進みにくいものです。このようなリスクの発生を防ぐためにも、冒頭に補助事業の概要を端的に示すことが採択を引き寄せるポイントと言えるでしょう。
決定版!持続化補助金に採択されやすくなる計画書の書き方【販路開拓等(生産性向上)の取組内容編】ポイント②切り分けて記載する
上記のように複数の補助事業を実施する場合、それらをまとめて説明しようとすると内容が混在し、冗長性も高まってしまい、読みにくくなりがちです。そうなってしまうと、伝えたいことが伝わりにくくなりますので、上記の例であれば、チラシ、ホームページ、店舗改装を別々に説明することが理解を深めやすく、採択を引き寄せるポイントと言えるでしょう。
決定版!持続化補助金に採択されやすくなる計画書の書き方【販路開拓等(生産性向上)の取組内容編】ポイント③5W2Hを説明する
下図は、公募要領の中にある「審査の観点」内「書面審査」ですが、赤枠部分は<補助事業計画>の審査項目であると捉えられます。
この赤枠内の下線部分にあるように、補助事業計画は具体的に記載する必要があります。この「具体的に記載する」具体的な方法として、いつ(When)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どこで(Where)、どのように(How)、いくらで(How Much)の5W2Hを説明することをお勧めしています。
例えば、チラシを作成するのであれば、以下を明確に説明するということです。
いつ(When)作成するのか
だれが(Who)作成するのか
なにを(What)作成するのか
なぜ(Why)作成するのか
どこで(Where)作成するのか
どのように(How)作成するのか
いくらで(How Much)作成するのか
このように5W2Hを明確に説明することで、補助事業が具体的になり、実現可能性も高まることから、審査項目に対応でき、採択の可能性が高まると言えるでしょう。なお、複数の補助事業を展開する場合は、それぞれの5W2Hを説明するべきであることは、言うまでもありません。
今回の記事では、採択の可能性を高める<補助事業計画>「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」の書き方として、①冒頭に事業の概要を記載する、②切り分けて記載する、③5W2Hを説明する、を挙げました。次回も<補助事業計画>「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」の書き方を見ていきます。
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