持続化補助金とは?わかりやすく解説してみた【審査の観点編(5)】
今回の記事は、公募要領「審査の観点」に記載のある「Ⅱ.書面審査」(下図参照)の解説をするシリーズの5回目になり、赤枠部分「④積算の透明・適切性」を採り上げます。
なお、この「④積算の透明・適切性」ですが、2022年2月4日に締め切られた持続化補助金第7回までの公募要領に記載されていた内容と、第8回以降のそれは異なっていますので、その点を踏まえて見ていきます。
1. 持続化補助金とは?わかりかすく解説してみた【審査の観点編(5)】
持続化補助金とは?わかりやすく解説してみた【審査の観点編(5)】①経費明細表に頼らない
前述した公募要領の「Ⅱ.書面審査」に記載のある「④積算の透明・適切性」には、まず「補助事業計画に合致した事業実施に必要なものとなっているか。」という記載があります。この部分は、以前の公募要領では「補助事業計画に合致した」という記載がありませんでした。
持続化補助金は、当補助金のホームページから提出書類のフォーマットをダウンロードして記載の上、申請します。その際「経費明細表」に補助対象経費として何をいくら使う予定なのかを入力することになりますので、金額的なことは、この「経費明細表」で説明がつくと捉えられがちです。
ですが、記載した対象経費が「補助事業計画に合致した」ものであることを強く訴求するには、経費明細表だけに記載するのではなく、<補助事業計画>「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」欄に記載した補助事業の説明に金額的なことも盛り込むと良いでしょう。
持続化補助金のホームページには、7業種の計画書記載例が公開されていますが、全業種において、このような書き方がなされています。このように「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」欄に補助事業の内容とその金額を併せて盛り込むことによって「補助事業計画に合致した」経費であることが訴求しやすくなるのではないでしょうか。
持続化補助金とは?わかりやすく解説してみた【審査の観点編(5)】②必要理由を記載する
「④積算の透明・適切性」には、上で見てきた「補助事業計画に合致した事業実施に必要なものとなっているか。」の他に「事業費の計上・ 積算が正確・明確で、 真に必要な金額が計上されているか。」という記載もあります。この部分は、以前の公募要領では「真に必要な金額が計上されているか」という記載がありませんでした。
よって、この追記内容に対応するには、必要な金額である理由を述べることです。こちらの記事で<補助事業計画>「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」欄に5W1Hを用いた説明の必要性を記載しましたが、その中の「なぜ(Why)」の部分に、必要な金額である理由を盛り込むと良いでしょう。
また、前述の「経費明細表」にも「必要理由」を記載する欄がありますので、同じ内容を記載して、繰り返し訴求することが効果的だと考えています。
今回の記事では、公募要領「審査の観点」に記載のある「Ⅱ.書面審査」の「④積算の透明・適切性」のについて解説をしてきました。当補助金の採択を目指す方々の参考になれば幸甚です。
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