話してくれてありがとう
今日、帰宅すると小5の次女が「おかえり」と玄関まで来てくれました。
どこか元気がないので、「どうしたの?」と聞くと、両腕の肘あたりを見せてきました。擦り傷があります。
自転車で転んでしまったとのこと。
原因は、傘をハンドルに引っ掛けたまま走っていたから。
バランスを崩して倒れたようです。
転んだのは、大きな交差点で交通量の多い場所。
痛い、びっくりして怖い、そんな状態でしばらく動けず、近くのお店の方が気づき、妻に連絡をしてきてくれました。
私としては、言いたくなります。
「なんで、傘をハンドルにかけて走ってるの?
曲がる時に、車輪に挟まって危ないじゃん。ヘルメットはしてたの?」
次女は、その場面を思い出して怖かったのか、次第に泣き出しました。
あ、いけない、と冷静になる私。
今その時の行動を責めても、次女は落ち着いて話を聞ける状況じゃない。
「擦り傷位で済んで、本当に良かった。車や他の自転車とぶつからなくて本当に良かった。痛かったね、怖かったね。話してくれてありがとう。」
抱きしめて、背中をさすりました。
最終的には、「危ないと思ったら自転車を押して歩けばいい。ヘルメットの大切さも分かった。」という次女。
誰だって痛い思いはしたくないし、危ない目にもあいたくない。
でも今日、痛くて危険な思いをした。
出来事の事実は変わらないけど、自分にとっての意味は変えることができる。
この出来事があったからこそ、次の行動が変わっていきますね。
そんなことを改めて教えてもらいました。
ありがとう、無事で本当に良かった。
そして、勇気を持って話してくれてありがとう。