なぜノルウェーに留学するのか
最近雨が多いオスロからこんにちは。
今日は日曜日です。多くのお店がお休みなので、私もお休みdayでした。
授業が始まって最初の休日で、起きては寝るのを午後まで繰り返してしまいました。疲れている感覚はなかったけど、初めての海外一人暮らしに無意識につかれていたのだなあ。
私が留学中に目的を見失ってしまわないように、今日はなぜ自分がノルウェーで留学しているのかを記録しておこうと思います。
なぜ留学を決めたのか
私は東日本の大学に一浪して入学し、現在3年生をやっています。英語を頑張る看板学部からたまたま合格をいただき、やりたかった研究に加えて英語もできるということで本命だった学部を蹴って現在に至ります。
英語力って、そんな簡単には上がらない
私の学部には帰国子女や留学経験者がわんさかいます。日本の大学では英語の授業を週5コマ程度とっていたのですが、純ジャパで、特にスピーキングとリスニングが出来ない私には居心地のいい場所とは言えませんでした。また、「英語で授業を受けていれば自然と英語力も伸びるだろう」と楽観視していたのですが、大量の課題に加えてサークル(週7で大学行く時もあるくらい忙しい)とバイトもやっていた私に独学で英語を頑張る余裕はなくて、そう簡単に英語力が上がることもありませんでした。段々と、英語を使わざるを得ない環境にどっぷりと浸かりたいという気持ちが目覚めてきて、留学を検討し始めました。
「英語を頑張る学部に入ったからには英語が使いこなせるようにならなければ」というのは入学当時からある一方で資金面や就職面での懸念があり、願書の締め切りまで迷っていたのですが、両親からの後押しもあって「迷っているということは行きたいんだな」「やらない後悔よりやる後悔」という気持ちに至り、留学を決意しました。(英語の授業を受ければ英語は勝手に伸びるでしょ!って思っている人、消極的な姿勢だと英語は伸びないです……泣。多分留学も同じ)
道を外れたっていいよね
正直、同い年(主に高校の同期)で留学している人なんてほんの一握りしかいなくて、「留学している自分ってかっこいい!」って思いたいっていうのが大いにあります。「浪人・留学での遅れなんて関係ない、同期に負けないかっこいい自分になりたい」っていうのが留学を決めた一つの理由です。
3年秋からの一年留学だと、帰国が6月で就活では大幅な遅れをとってしまいます。十分な準備をするために卒業を半年または1年遅らせる人も多くいます。一浪をしている私にとってはこの問題が一番の壁でした。一浪一留、普通に考えれば王道ルートから外れた人生です。同い年の友達が社会人になっていく中で私は大学生としてモラトリアムを謳歌していくのかと思うと、どうしても不安がよぎります。
でも私、浪人しても第一志望に行けなかったのに結局楽しく大学生活を送っている自分自身を振り返って、2年の遅れなんてなんとかなるかな~って思ってしまったんですよね。その2年で何も得ずに終わってしまったらそれはただの無駄だけど、浪人を経て以前よりストレスに負けない自分ができたように、留学を経てなにか新しい自分を見つければよい。そして、適当に選んだ場所に就職して4年で卒業するのではなく、きちんと就活と向き合って自分に合った就職先を見つけられたら人生は何とかなるんだろうなと思っています。今のところは。
なぜノルウェーに決めたのか
アナ雪が大好き、治安が良い、ヨーロッパに行きたいなどの理由もありますが、私が実際にアピールしたのは以下の点だったと思います。
非英語圏に行きたかった
まず1つ目に、日本にいたら絶対にやらないであろう言語をやってみたいというのがあります。私の第二外国語はアラビア語、3年春ではラテン語にも齧りました。2年の夏休みでエジプトにアラビア語プチ留学もしています(実はこの経験も長期留学の決め手になっていたりする)。皆がやらないことをやってみたいという天邪鬼の精神のもと、1ミリも分からない言語の世界に飛び込んでみたかったのです。英語で新たな言語を学ぶという経験をしたかったというのもあります。
街中を歩いていても何ひとつ理解できない世界で今は生きていますが、半年後はどこまで理解できるようになっているのかがとっても楽しみです。
非EU加盟国から見る国際政治とは
日本の大学ではEUに関するゼミに入っています。27の国々がひとつの地域機構として機能しているのが面白いなと思って。しかし、ノルウェーは国民投票の結果EUに加盟しないという道を選び、現在に至っています。また、ノルウェーはノーベル平和賞の授与主体であります。EUに参加しないノルウェーはヨーロッパを、そして紛争の絶えない世界をどう捉えているのかを少しでも掴めるような留学生活にしたいと思っています。できれば卒論のテーマにしたい……。
おまけ:語学力
だいぶ現実的な話になりますが少しだけ……。
私には前述のとおり語学に力を入れる時間がありませんでした。実際、出願に必須なTOEFLは値段が高いし難しいし試験時間が長いしでやる気が起こらず、ほぼノー勉で臨みスコア77というなんとも微妙な数値でした。留学いく気ある?出願ギリギリに受験したのに加えて、当初はもっと低いスコアが出ると思っていたので、結果が出る日に合宿中だった私は正気でいられなかったです。きちんと対策して、余裕があるうちに語学試験は受けましょうね。
TOEFLが低くても出願はできる場所のひとつがノルウェーでした。語学要件が低いということはそれだけ人が集まるということ。なぜノルウェーに行きたいのかをしっかり考えて願書と面接を頑張ったら、無事第一志望の大学への入学許可が出たので結果オーライです。
いずれ、留学を通して達成したい目標も記録したいです。今日はここまで。ついにノルウェー語の授業が始まるなぁ。予習をしてしっかり休んで、明日からの一週間も頑張りたいと思います。
追記(9/4): 目標も書きました。
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