私がハロヲタになっても
横山玲奈さんに対してのnoteを先日出したばっかりだが、横山さんに出会うまでもいろいろあった。
そもそも私がモーニング娘。に出会ったきっかけは2021年の夏頃、テレビでお笑い番組を見ていた時だった。お笑い芸人の方がコスプレしてミニモニ。ジャンケンぴょん!を踊るという趣旨の企画で、そこに矢口真里さんが当時の衣装を着て出てくるいわゆるご本人登場系のやつ。
(恐らく私が見たものは再放送?か何かだったと思うが、この矢口真里さんを見た)
そこで私は思った。矢口真里……めちゃくちゃカワイイな、と。
矢口真里さんのことはもちろん存じ上げていた。モーニング娘。のことも名前は知っていたので、元モー娘。の矢口真里ね、くらいの認識はあった。
私は2002年生まれなので、ミニモニ。全盛期はまだ物心ついていない頃だった。いわゆる世代というやつからは若干外れているし、親が学生の頃に流行っていたわけでもないが、ミニモニ。の名前は聞いたことがあるしなんとなくわかる、そのくらいの認識。別に思い入れのある曲ではなかったのだがぼんやりテレビを見ていたらグッと掴まれてしまったのだ。
そう考えると、私の原初の推しメンは矢口真里さんなんだと思う。今見てもやっぱりめちゃくちゃカワイイので、産まれる時代がズレていたら矢口ヲタだったかもしれない。
脱線したが、そこで矢口さんにグッときてしまった私は夕食の後さっそくミニモニ。を調べ出した。大きな声では言えないが非公式の動画とかも見た。
ちなみに私は元々オタク気質で、当時アイドルコンテンツが好きだった。アイドルマスターシリーズは一通り手を出していたしラブライブ!も見ていた。特にこれと言って追いかけたグループはなかったが、そもそもアイドルという存在そのものが好き、みたいなところがあった。素質はあったと思う。
そしてモーニング娘。の動画を見始めて、最初は黄金期あたりの動画から入っていった。元々好きな曲の歌詞を読んでそれに対してここがこうでああで……と身内しかいない鍵アカウントで誰が読むでもないツイートを延々としているタイプのオタクだったのでモーニング娘。の曲がすごく性に合っていたし、思想も合った。それからザ⭐︎ピ〜ス!に衝撃を受けて、本格的に心掴まれてしまった。
この歌詞の良さはもうハロヲタによって語り尽くされていると思うがそれでも尚語りたい。ザ⭐︎ピ〜ス!と"平和"をタイトルに掲げたうえで「道ゆく人」
「愛しい人」とスケールの小さい自分の話をして、さらに
と「地球の歴史」について続けるのだ。平和を語るときに一切の嫌味なく、なんの主義主張もなく、しかし多くの人が平和ってこういうのだよねと理解できるような曲。これを金ピカの衣装で踊るモーニング娘。の皆さん。私はこの曲で完全に掴まれてしまった。
そう、またもや話は脱線するが、ザ⭐︎ピ〜ス!すらもしっかり聞いたことが無かったのである。この辺りの有名な曲もあまり知らず、LOVEマシーンと恋愛レボリューション21、あと泡沫サタデーナイト!くらいしか知らなかった。黄金期世代から外れているためである。同年代のハロヲタを見ていると親がハロプロ好きだったというヲタクもたまに見かけるが、親も芸能にあまり興味がないタイプの我が家は全くそんなこともなかったのだ。
しかし、この時はまだやや懐メロとして聴いているくらいのものであまり今のモーニング娘。に目を向けておらず、矢口真里かわいいな〜などと思いながら過去の曲を聴いて楽しんでいるだけであった。
そして、時代を追っていくうちにある一曲に出会った。それがモーニング娘。'14、『What is LOVE?』だった。
歌詞の持つシンプルな力というのを強く感じたのがこの曲だった。MVのシンプルさも今見たらライブ映像そのままの低予算じゃないか、と思わなくもないが、そのシンプルさ(真っ直ぐさ、とも言う)に心打たれたのである。
これでさらに心惹かれてしまい更に追っていって、当時の体制のいわゆるふくむらみず期にリリースされたMVまで辿り着いた。その1番最初がLOVEぺディアであった。
『なんか人生いいね』でこんな歌詞書いていいんだ……と思ったものである。ちなみにこの歌詞でMVに映っているのが生田衣梨奈さん、今考えるとそれが妙にしっくりきてカワイイ。ちなみに生田さんのことをふわふわ系キャラでやってる人だと思っていた。
当時の娘。ヲタの反応は分からないが、つんく曲ではないわりと邪道な所から見始めているのかもしれない。でも、今になってもこの曲とMVが大好きだ。2024年初めのTHREE OF USで初めて生で聴くことが叶ったが、いまだに娘。単独で聴くことができていないのでいつかこれも回収したい。
そこからが早かった。大きい声では言えない(2度目)が非公式の動画やライブ動画なんかも見たりした。MVもたくさん見て、当時のメンバーの顔と名前が一致するようになるまで時間はかからなかった。7月に見始め、9月ごろにはモーニング娘の13期と14期が……だのなんだのツイートしていた。ちなみに9月終わり頃にはアンジュとジュースもわかってきた!とツイートしていたのが残っていた。当時を知る友人(鍵垢のフォロワー)には、いつの間にかすごいスピードでハロプロにハマっていたと言われた。日に日にツイートのハロプロ濃度が濃くなっていく様を見ていてくれた(もしかしたらミュートされていたかもしれないが)フォロワーには感謝である。
とこんな具合でハロプロにのめり込んでいき、加賀楓さんに惚れ、つばきファクトリーに出会い、13期の2人を応援するようになり、今後は横山さん一本で応援しようと決めたり、そんな中で横山さんから抜け出せなくなったりしてはや3年が経とうとしている。横山さんとの個別会から帰る道すがらこの文章を打っているのだが、こんなに好きになるつもりはなかった。でも、こんなに好きな人が好きな曲を歌って踊ってくれるなんてそうそう無いことだし、幸せだなと思ったりもする。
きっかけは本当に些細なことだったが、出会えて幸せだなあと今思う。もちろん支出もそれに伴って増えているのだが……。好きな女の子が愛と平和を歌い続けてくれる幸せ、今は噛み締めたい。