私がヨガを続ける理由
私がはじめてヨガに出会ったのは15年前。
東京勤務になって、
「何かおしゃれな習い事をしてみたい」
「出来れば体を動かすものがいい」という、
そんな軽いきっかけだった。
その頃は月に3〜4回行って、
なんとなく体を動かして、
運動してる自分に満足してるような、
そんな感覚だった。
その後ヨガからジムでの筋トレにハマったり、
ハマる度合いも強弱あるけれど、
「体を動かすこと」は私にとって欠かせないものになった。
コロナ禍で外出が規制されて、
運動不足を感じていた頃、
家でのストレッチでは限界を感じていた。
少しずつ規制が緩和された頃、
私はヨガを再開した。
体験レッスンを受けて、
やっぱりヨガは楽しいと体感して、
そのまま申し込んで、もうすぐ3年半。
当時、レッスンに来る人は少なくて、
広いスタジオでのびのびヨガが出来ることは
気持ちだけじゃなく体にとっても嬉しかった。
そしてインストラクターとの会話も楽しかった。
生徒のことを下の名前で呼ぶ、
気軽に話しかけてくれる、
「最近よく通ってくれてますね」
「少し痩せましたか?」
「最近見かけなかったけどお仕事忙しいですか?」
「お肌の調子よさそう!ネイルも変えました?」
本当によく見ていて、
前回の会話を覚えていて、
名前を呼んで、
『一人ひとり』と会話をしている。
これは接客業の中でも
お客様とのコミュニケーションを図るきっかけで、
距離を縮めるのには有効だと思う。
この心地よく、
『自分を覚えてくれていて』
『自分と会話してくれてる』
という嬉しさも、
このスタジオに通い続ける理由のひとつ。
そして私が好きな言葉たち
『ポーズが出来たからいい、出来なかったからダメと思わない。良い悪いのジャッジをしない。』
『他の人は出来ていて、自分は出来ていない。他人と比べない。』
『今日も目が覚めて、ヨガが出来る健康な心と体に感謝して。』
通い始めた頃は
「またこのポーズ出来なかったー」
「みんなこのポーズ出来てるのに私はいつまでも出来ないなー」
なんて考えていたけれど、
インストラクターのこの言葉を毎回聞いてくうちに、
『出来ないことよりも、出来ることに目を向けられるようになった』
「あれ?このポーズ、出来るようになった!」
「前よりぐらつかなくなったの嬉しい!」
そして、周りの人のポーズよりも
『今の自分』に集中出来るようになった。
だからヨガはやめられない。
この考えは、ヨガだけじゃなく、
仕事やプライベートでも常に持っていたいと思う。