仙台駅3階のずんだバトル
仙台名物の1つにずんだ餅がある。
これをアレンジしたスイーツが菓匠三全が出している「ずんだシェイク」だ。バニラシェイクにずんだが入っている飲み物だ。プチプチとした食感もあり、甘すぎず、飲みやすいシェイクで、人気の飲み物なのだ。
このシェイクは菓匠三全のブランドの「ずんだ茶寮」の店舗で出している。
このずんだ茶寮が仙台駅3階にもあるそうなので、出張の合間に寄ってみた。
仙台駅2階のステンドグラスの前からエスカレーターに乗って、3階へ。黄緑色の店舗がある。ずんだ色でわかりやすいなと思いながら吸い寄せられた。
看板をみると「すんだっ茶シェイク」の文字。こんな名前だったっけ?と不思議に思い周りを見渡す。
隣にも黄緑色の店舗がある。
色味が似ているため同じ店舗に見えるが違う店のようだ。
店舗の間に立っていたポールスタンド看板を見て、ようやく合点がいった。
向かって右側がずんだシェイクのあるずんだ茶寮(菓匠三全)、左側がずんだっ茶シェイクのずんだ茶屋(喜久水庵)、ということだ。
私が先に見たのはずんだ茶屋だったということだ。
どちらもずんだを売りにしているので店舗のカラーリングも似ているということか。
なぜこんなわかりにくいことになっているのだろう……。店舗の間の壁も貼り紙だらけである。
ちなみに、この2つの会社で最も有名なのは別なもので、菓匠三全はあの萩の月を出しているところ。喜久水庵はお茶屋(茶葉)なのだが、喜久福という生クリーム大福が有名で、仙台市民が大好きなお菓子なのだ。冷蔵品のためなかなかお土産にしにくいのが仙台市民泣かせである。
この2つの会社がライバルという認識もなかったのだが、ずんだで2店舗連なっているのは仙台駅の戦略なのかたまたまなのか。(そういえば仙台空港でもほぼ隣接状態で喜久水庵とずんだ茶寮があった気がする)
仙台駅3階、新幹線改札口付近のずんだバトル。どうして始まったのか、どうなるのか。
買ったシェイクを飲みながら合戦場を眺めて過ごした。