Leica SL2を購入した(開封の儀編)
前回の記事にて、購入に至った背景を記事にまとめた。ここでは開封の儀を実施したい。
ただ、筆者がブログをやっていた頃の知り合いなら知っていると思うが、ブロガーやnoterがネットリと舐め回すのではないかと思うくらいの熱量で開封の儀の記事を書くが、筆者の場合は通常とトーンだ。開封の儀はワクワク感を共有するためで書く人が多いかもしれないが、筆者は備忘録として書くからである。
閑話休題。こちらが箱だ。比較するものがないので分かりづらいのだが、あまり大きな箱では無い。SL2はミラーレス機でありカメラも大きいというイメージだったが、箱の大きさはLeica M10-Pよりも小さい。ちなみに、NOCTILUX-M F0.95/50mmはこの1.5倍大きい。
箱を開けると、中古では味わえない新品特有のなんとも言えない香りがした。この香りを嗅ぐと自然とテンションが上がるのは"カメラ好き"のサガかもしれない。左からカメラストラップ、袋に包まれたバッテリー(上)とバッテリーチャージャー(下)、そして本体だ。正直、先月購入したNOCTILUX-M F0.95/50mmの開けた際や去年購入したLeica M10-Pと比べると、だいぶ安っぽい印象を受けた。それもそのはずで、その2つはライカオーナーならお馴染みの化粧箱に入っていたからだ。ただ、購入額で比較すると、NOCTILUX-M F0.95/50mmは140万円、Leica M10-Pは110万円、そしてこのLeica SL2は85万円であり、手ぶれ補正、Bluetooth、USB-Cといった最新技術をモリモリ搭載しているにも関わらず、Leica SL2は価格が安いのである。こういう所で経費削減をしているのかも知れない。
ビニールから取り出し片手で持ってみると見かけ以上に軽かった。重さ的にはLeica M10-Pと同じくらいだと思う。
裏面。D-pad(十字キー)がなく、EVFの2つ右隣にあるジョイスティック、もしくはタッチ操作で操作する。このジョイスティックは思った以上にストレスなく使えるので驚いた。というのも、これまで富士フイルムのX-Pro2、X-H1、GFX50S、キヤノンの5D markIVとカメラを使ってきたが、どれも致命的なレベルでジョイスティックが使いづらかったからだ(使用経験のある諸氏なら共感してもらえると思う)。電源ON/OFFボタンは、シャッターユニットから独立してEVFの左隣にある。EVFの右隣にファインダー表示の切り替え(例:オート、LCDオンリー、etc.)がある。PLAYボタンは撮影画像の表示、MENUはその名のとおりメニュー、FNはEVF内の表示画面(最大4パターンを自分でカスタマイズできる)を切替えるボタンだ。
上から。銀色はシャッターボタン。適度な反発で押しやすい。大きな丸型のトップホイールで輝度調整、その右下の小さい丸ボタンと背面のサムホイールでISOを調整を変更する。左下の小さい丸ボタンは動画撮影モードへの切替だ。EVFとホットシューの間は、視度調整ダイヤルである。超ド近眼の筆者は迷わず一番右に捻った。ホットシューカバーはない。これも費用削減なのかもしれない。
正面。ライカの赤ロゴがカッコいい。赤ロゴの下に位置する2つのボタンで、上はEVF拡大、下はAFモード(ゾーン、人認識、etc.)を変更できる。銀色のボタンはレンズを外す時に押すいつものボタンだ(正式名は知らない)。なお、写真では分かりづいのだが、グリップの指先を置く場所は少し凹んでおり、これがグリップ感をさらに上げてくれるので大口径レンズでも案外持てる。
最後にLeica M10-Pとの大きさ比較。Leica SL2の方が一回り大きい。この2つをどう使い分けるかが、今一番筆者を悩ませている課題である。なお、この両者だが、ほぼ同時期に発売されてはいるが、色の描写傾向に違いがある。簡単に言うとLeica SL2はニュートラル寄り、Leica M10-Pは青色が強い写りをする。ここら辺の違いも、比較記事としてまとめようと思う。
さて、以上で開封の儀は終わりだ。今のところ、Leica SL2ではアダプタ越しにMマウントのレンズを使うことを想定しているが、ライカ純正含めLマウントのレンズも何本か揃えたいとも考えている。取り急ぎ、EFマウントのSIGMA105/1.4をLマウントに変更しようと思う。
ちなみに、今一番欲しいカメラは"くまもんのC-LUX"だ(こう見えて、筆者は可愛いものが好きなのだ。)。当面は、こちらに物欲の標準を合わせたい。
それでは、良き写活と良きnoteライフを。
日本にはチップ文化が無いのでサポートするって習慣は馴染まないけど、そんな中サポートしてくれる人は素敵だと思います😭