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似て非なる、カメラ好きと写真好き
Twitterのタグで、"カメラ好きと繋がりたい"と"写真好きと繋がりたい"と言う言葉がある。おそらく、両者に深い意味の違いはなく、前者はカメラが好きという言葉に写真が好きという言葉を内包し、後者は写真が好きを内包しているはずである。しかし、何気ない言葉だが筆者には思うところがある。"カメラ好き"と"写真好き"は、似ているようで違うと思うからだ。
先に立場を明確にしておくと、筆者は"カメラ好き"であり、その上で写真を撮るのも好きというスタンスだ。"カメラ好き"という言葉の意味はプロダクトとしてカメラやレンズが好きであり、"写真好き"という言葉の意味は写真というアウトプットが好きという違いがある。もっと言うと、前者は先ずカメラ自体が好きであり、そしてそのカメラで撮った写真が好きな場合が多い。例えば、ライカが好きだから、ライカで撮った写真も好きになるタイプだ。一方、後者は、写真が好きであり、そしてその写真を撮れるカメラが好きになるタイプである。ライカやMマウントレンズで撮った写真が好きだから、結果としてライカを好きになるタイプだ。
この"カメラ好き"、"写真好き"の二つで、どちらが優れているとかどっちが正しいという議論をするつもりはない。この二つの好きという言葉には違った意味がある事を伝えたいだけだ。ただ、敢えて言うならば、"カメラ好き"の方が良い機材を買う傾向にあり、"写真好き"の方が凝った写真を撮る傾向にあると思う。ただし、この二つは別のものではなく、"カメラ好き"でも凝った写真を撮る人も多いし、"写真好き"でも良い機材を購入している場合も多い。
大事なことは自分のあるべき姿と今の自分とのギャップを認識することだ。少しでも良いカメラで撮っている自分が理想の姿であればお金を稼ぐ必要があるし、少しでも凝った写真を撮っている自分が理想の姿であれば、写真に向き合う必要がある。勘の良い読者諸氏なら気づいたかもしれないが、この記事は筆者の反省文なのである。ここ最近、写真撮影を怠っている自分への戒めとしての記事だ。詰まらないものを読ませてしまって申し訳ない。
それでは、良き写活と良きnoteライフを。
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