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キミはビックカメラ有楽町店にあるノクティルックスTシャツを見たことあるか?
知っている人は知っている。ビックカメラ有楽町店は地下2階がカメラコーナーになっている。『常日頃から沼だ、沼だと言っている貴方たちには、こう言った場所がお似合いでしょ?』そんな声が何処からともなく聞こえてきそうだ。
地下2階に降るエスカレータを出て右に曲がると、通路の左手側にSONY、OLYMPUS、FUJIFILM、CANON、NIKONなどブランドごとにカメラやレンズがずらりと並べられている。東京駅から徒歩5分というこれ以上ない好立地という事もあり、各メーカーの力の入れ方が異なるようで他店舗で品薄のようなカメラでも大体が置いてあり試写できる。カメラ好きなら足を運びたいユートピアの一つである。
一方で反対側、つまり通路の右手側はライカの区画になっている。こじんまりとしているが、ライカのロゴマークを冠しているので雰囲気は出ている。残念ながら家電量販店の限界というべきか、最新の機種がなかったりレンズの品揃えが数本レベルなので、ライカをお目当てに行くとがっかりしてしまうかもしれない。この控えめな区画はライカの気分にほんの少し浸るくらいしか機能していないと思ったが、先日に寄った時に面白いことに気づいた。なんとノクティルックスを模したTシャツが飾られているのである。
確かに今まで何かしらTシャツが飾られていたことは理解していた。しかし、あまり深くは意識しておらず見るたびに記憶というメモリから揮発してしまっていた。この日も視線に入った時にそうなるはずだったのだが、この日の自分はノクティルックスをお迎えして2日目。頭の大部分がノクティルックスで占められていたため、気付くことができた。そう、このTシャツはノクティルックスだと。
ノクティルックスTシャツをノクティルックスで撮ったよ。#LeicaM10P Safari#Noctilux#ライカびと#ライカ#Leica#ファインダー越しの私の世界ᅠ #カメラ好きな人と繋がりたい #写真撮ってる人と繋がりたい pic.twitter.com/iAsTqK5QsT
— 万年フラれ太郎@ライカびと (@OSamphoto1) September 20, 2020
ノクティルックスTシャツ(略して、”ノクT“)はご丁寧にも銀色のハンガーにかけれ全身が見れるよう吊るされており、さらにその隣にはライカの赤バッジが誇り高く並んでいる。ノクTはグレーの生地であり、F値、距離指標計、そしてレンズを嵌める時の目安となる赤ポチ(正式な名前があるなら教えてほしい)が印字されている。ノクティルックス最大の特徴である絞りF0.95に合わせられているデザインである。家電量販店と侮っていたが、ビックカメラ有楽町店はこんな“飛び道具”を持っていたとは。木端な家電量販店にはできない、なかなかニクい演出をする。
さて、このノクTだがノクティルックスを購入した記念に買っておこうと思ったが考え直した。なぜならサイズがXLしかないのだ。ビッグシルエットをお洒落のワンポイントとして使いこなせる読書諸氏には良いかもしれないが、太めの自分が着ると余計に太って見える。悲しい結果である。充分に腹の肉を落とし、お洒落のイロハを学んだのち、謹んで購入させていただこうと思う。自分が痩せるのが先か在庫が切れるのが先か、後者の結末になってしまう気がしなくはないが、いつかスリムボディを手に入れノクTに袖を通す日が来ればいいなと思う。その時は当然、ノクTを着てノクティルックスを手にフォトウォークをしたいと思う。ノクTとノクティルックスの組み合わせなんて、最高にシャレが効いていると思う。
かつて、いや今なおライカ愛好家の多くがノクティルックスの規格外な大口径に憧れつつもその値段の規格外な高さから購入に二の足を踏み、「いつかは、ノクティルックス。」と言う言葉が自然と生まれた。一方で、自分にとってはノクTを着こなすことが目標である。つまり、発音は同じ「いつかは、ノクティ。」だ。ノクティルックスの購入を目指す読者諸氏。一緒に”ノクティ”の購入を目指そうじゃないか。
それでは、良き写活と良きnoteライフを。
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