漫画「天使」の自己解釈

この漫画のお話だよ↓

最後のページ、天使ちゃんは人間に戻ります。髪の短い同じ顔の人は天使になる前の人間の天使ちゃんです。(主人公たちに名前をつけないから文章がややこしくなってる…すんまそ)

もともと天使ちゃんとして生きてきたあの女の人はある日天使を見つけて自分の人生を放棄してしまいます。同時に髪を切った設定です。それまでの自分から解放されたかったのでしょう。一度天使ちゃんと街中で目があった時にスルーしたのはまだ新しい自分を楽しんでいたかったからです。

数日後、彼女は天使ちゃんの元を訪ねます。漫画内にもあるように、彼女はもう気が済んだらしくもうそれ以上生きる気はありませんでした。何もわからず自分として生きてくれている天使ちゃんに経緯を話し、お別れを会いに行きます。

その翌日、天使ちゃんは人間に戻りました。

女の人がどうなったかはテレビのニュースを見ればわかります。彼女が死んだことで、天使の性質が彼女に移り、天使ちゃんには人間の性質だけが残りました。天使ちゃんと女の人はここで完全に入れ替わります。

側から見れば何も変わっていません。唯一、生きている人と同じ顔の女が死体で見つかったことだけが奇妙なのです。きっとその死体の身元は判明しません。まるで夢のような出来事ですが、その死体と、最後のコマの預金残高が、その数日が現実だということを裏付けています。

仕事、満員電車、毎日同じ時間に同じことをする生活、、、そんなことで一生を終えてしまうなんて嫌だ。真面目な天使ちゃんの本人ですら気付いているか怪しいそんな一面により、ショートカットの彼女は生まれました。でも結局死んでしまったのはどうしてなんでしょうね。

おしまい

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