人生の最後を意識すると充実した日々を送れるのか?
『今日が人生最後の日なら、今日することは自分がしたいことだろうか?』答えがノーである時はいつも何かを変える必要があると分かります。
1998年にスティーブ・ジョブズ氏がスタンフォード大学の卒業スピーチで語った、あまりにも有名な一説ですね。
「死の脅威」がどこか他人事のように感じられる昨今、現代人は(ワタシも含め)人生が永遠に続かのように生活をしているように思います。
というわけで今回は、「ある程度は死を意識したほうが、充実した生活ができるんじゃね?」ってことを、鈴木祐著『最高の体調』とビル・パーキンス著『DIE WITH ZERO』をモトに議論していきたいと思います~!
死を想うことはプラスに働くのか
本記事の核になる話ですが、そもそも正の有限さを想うことで、私たちは本当により良い生き方を選べるようになるのでしょうか?社会心理学の研究によれば、その答えはイエスでもありノーでもあります。
例えばフロリダ州立大学で行われた研究では、「死を想うと人間は他人に優しくなる」ということが主張され、数々の研究でこのことが繰り返し示されています。
しかし逆に、アメリカ同時多発テロ事件の後ではイスラム系へのヘイトクライムが20倍近く増えたり、死に関する報道があると自殺件数が増えたりと、マイナス方向に働くということも実証されています。
「残りの時間を大切に生きよう」と思うのか、「どうせ死ぬんだから好きなように生きよう」と思うのかは人によるってことですな、身も蓋もない結論ですけど。
「死」のカウントダウン
ワタシはどちらかというと「残りの時間を大切に生きよう」タイプですので、同じようなタイプの方は是非この先も読み進めていただければと思います。
突然ですが、あなたは死ぬまでにあと何回週末を過ごせますか?もちろん何歳まで生きられるか分かりませんので、正しい測定はできませんが、とりあえず何歳まで生きたいかを考えて割り出していただければと。
私の場合、とりあえず94歳ぐらいまで生きたいと思ってますんで、死ぬまでにあと約3500回(26歳執筆時点)ほど週末を過ごすことになります。
カウントダウンアプリを使って自分が死ぬまでにあと何週間あるのかを毎週測っております。徐々に減っていくのを見るとですね、何だか死をよりリアルに感じられて、毎週末を大切にしようと思えるんですよね。
これがライフハックに使えるという科学的な根拠はないんですが、『DIE WITH ZERO』でも紹介されている方法ですので、良かったら一度お試しいただければと。
まとめ
いかがでしたでしょうか。「死」が人に与える影響は諸刃の剣的な感じにはなりますが、ついつい週末をダラダラ過ごしちゃう人や、より充実した人生を送りたいなんて方は「カウントダウン」を試してみることをお勧めします。
また、こちらは小説なのですが、小川糸さんの『ライオンのおやつ』も人生を大切に生きようと思わせてくれる本当に素敵な本なので、自己啓発書などが苦手な方は是非こっちを読んでみてください。それでは。
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