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本当に正しい貯金のアドバイス

JUST KEEP BUYING』という本を読みました。従来言われている貯金の方法は正しいのか?なんて内容があり、面白いと思いましたので共有です。

「収入の〇割貯金せよ」は正しいのか

バビロン 大富豪の教え』でも「収入の十分の一を貯金せよ」という章が設けられております。投資がポピュラーに現代では貯金を投資と置き換えても良いかもしれませんね。

私も初めてこの本を読んだときは、「よし、今月から実践しよう!」と息巻いておりましたが、3カ月も続かず早々に終わってしまいました。「なんでこんなに自制心がないんだ…」と何度自分を攻めた事か。

しかしながらこの1割ルールを、どのくらいの人が実践できているのでしょうか?米国の全米経済研究所が行った調査によると、下位20%の所得者は毎年収入の1%を貯金し、逆に上位20%の所得者は24%を貯金しているそうです。

カルフォルニア大学バークレー校の経済学者によれば、富が増えれば増えるほど貯蓄率も増えるそうです。

「収入の〇割貯金せよ」というアドバイスは、所得や支出など、あらゆる個々人の経済状況が考慮されておらず、誰もが同じ割合で貯金できると仮定しています。それ故に無理が生じてしまうんですね。

貯金額の決め方

では、どのように貯金の金額を決めれば良いのでしょうか。『JUST KEEP BUYING』による貯金に関する最良のアドバイスは、「出来る範囲で貯金する」です。

誰だってそう考えるわ!という感想を抱いたかもしれませんね。もう少し詳しく見ていきましょう。

貯金とは収入から支出を引いた額になります。収入は月々の給料明細書を見れば簡単にわかりますね。では支出はどうでしょう?クレジットの請求書だけでは恐らく辻褄が合わないかと思います。では家計簿をつけたら良いのでしょうか?恐らく続けられる人はそう居ないはずです。

そこで本書ではとてもシンプルな方法で支出を算出しています。それは全支出を固定費と変動費に分けることです。

固定費は家賃や各種ローン、サブスクやジム会費などなど、毎月の支出額が決まっているものになります。続いて変動費です。例えば、週1回スーパーで5,000円前後の買い物をすれば食費は25,000円前後。毎週華金の飲みに6,000円使っていれば交際費は30,000円前後、といった感じで他の物も同様に計算してください。

こうして算出されば固定費と変動費を足したものが支出となり、それで収入を引けば貯金額が決まります。そして、その貯金額を収入が入った段階で貯金用の口座に移せば、無理のない貯金の完了となります。

いかがでしたでしょうか。「収入の〇割貯金」をしようとして挫折した経験がある方なんかは、今回ご紹介した方法を試してみることをお勧めします。また本書では貯金から投資へシフトするタイミングなんかも分かりやすく解説されているので、興味があれば読んでみて下さい。それでは。

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