好きな俳句を厳選しました。
下記の形式で記載しています。
俳句、お叱りを受ける覚悟で私の認識をめちゃくちゃ乱暴に言うと"季語として定められた言葉を使っていかにエモいことを言うか大喜利"だと思っていまして。雨さんに殺されそう。
歳時記というルールブックに従い、世の中に数え切れないくらいある言葉をガチャガチャ組み合わせて遊ぶ可能性無限大おもしろゲームの感覚で作っています。
しかしこれが難しい。
モノボケのように、帽子を渡されて「帽子から鳩が出ました」というような誰でもすぐ同じ発想をするだろうことを言ってもふーんになってしまいます。
五七五以内で季語と合わせる言葉が季語に近すぎてもだめで、遠すぎてもだめ。他の人が思いつかないような斜め上の組み合わせを示し驚かせて、しかし確かに共通認識がある、納得があり腑に落ちる言葉の組み合わせを作るゲームなわけです(私の俳句の遊び方の話)。
この木登らば鬼女となるべし夕紅葉/三橋鷹女
この木に登ったら鬼女になるだろうという突拍子もない言葉の羅列が「夕紅葉」という季語と響き合っていて衝撃的だった俳句。
誰しもが持っている夕紅葉の鬼気迫るような色と散り様、印象。そこに鬼女の言葉がとても腑に落ちる。大好きな俳句です。
今回そういった季語と季語以外の言葉の組み合わせで唸らされた俳句をたくさん集めました。
青空に触れて噴水折れにけり/黛まどか
春雷や胸の上なる夜の厚み/細見綾子
のように言われてみればそう!と拳叩く机になる”印象の言語化”に唸ったものもたくさんある。こういう系統が好きなんですね。
俳句は短歌よりも量を読めていないので有名どころばかりになってしまっていると思います。またたくさん読んでお気に入り俳句を更新したいです。
雨雲句集を作りたいんですよね…
俳句上手くなりたいのでたくさん読むぞ