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スターウォーズ:フォールン・オーダーを終えて

久々のゲーム感想。今回はスターウォーズの一人用アクションゲームについて語って行くぞえ。セールで買ったのをクリアしたので感情が薄れないうちにね。
ちなみに筆者のスターウォーズ知識はこの作品のストーリーがわからなくて困ることはないくらい。
映画は9部作とハン・ソロとローグワンは視聴済み。クローンウォーズをすべて追ったりまではしてないけど、ドラマは一通り見たしナイトシスター周りの設定も一応わかってはいるくらい。あと昔のスターツアーズはライドのセリフ暗唱できる。

まず正直なところ良いですか?
ガワはしっかりスターウォーズなんだけど、アクションの部分がダークソウル。そして謎解きはゼルダ(とくにブレワイ)。
3つとも好きだからいいけど既視感が凄まじい。悲しいくらい操作が飲み込みやすい。

左下に体力。3って書いてあるのは回復用キット。実質エスト瓶とか輸血パック。真ん中の青ゲージがフォース、白ゲージはスタミナ。

アクションはジェダイ(まぁ厳密に言うと違うけど)が主人公なので誰もが期待したライトセーバーでの戦いがメイン。
システムはどれかというと隻狼とかアーマードコア6みたいなスタミナやスタッガーの削り合いをしてからダメージをしっかり入れる系。だいたいジャスガしてればなんとかなる。大体知ってるというか経験があるものですから……。
ジャスガしたら当然パリィで演出入った一撃。ジャスト回避はあんま使わないかも。ただモンハンレベルでローリングが無敵なので無理矢理的に張り付くときにはおすすめ。
ゲームの進行に応じて主人公のカルくんがフォースとのつながりを思い出し、色々フォースでステージギミックに干渉できるようになったり、ライトセーバーが強化されたりする。強化のされ方が原作的にこれいいの? って思ったりもしたけどボスを楽にしばけるようになるからヨシ!
ジャスガもブラスター相手ならそのまま跳ね返したり出来て良い。
あとアクションじゃないんだけど、急に賞金稼ぎが出てきて負けると拐われて別のエリアに飛ばされるのは流石に爆笑した。ヤハグル実装してんのかよ!
地味に設定とかはしっかりしてるのでちぐはぐではないんだけど、完全にヤハグルなので笑っちゃう。
あと毒沼(とはいえダメージはないので雰囲気だけ)の惑星もあります。ソウルライクすぎる。

謎解きに関しては驚くほどブレワイ。ビタロックとかシーカーストーンで出来たことが全てフォースに置き換わってる感じ。スロウ、プル、プッシュ使ってパズルを解く。
球を決められたところに持ってくのとか、氷をうまーく日光当てて溶かすとか、同じのばっかりって印象にはならなかった。ただ感触がゼルダだっただけ。

このへんの和製名作ゲームをスターウォーズの皮できちっと包んだゲームってのが総じた印象。シナリオとかアクションとか、込み込みで良作だと思う。まぁやっぱ寄せ集め感が拭えないけど……。ある程度ゲームやってる人ほど感じるはず。


ほんとにガワはよく出来てる

ストーリーに関しては結構個人的には好み。ガーディアンズオブザギャラクシーのような、寄せ集めが頑張って大きいことを成し遂げる系ストーリー。共和国時代のジェダイ騎士団の傲慢さにも触れられていてオタクの作った話という感じがする。そもそもがオーダー66の裏側から始まる話だし。
キャラクターの背景のトラウマを解決しつつ、帝国に一矢報いるストーリー展開は良かった。ボリュームは短めだけど、ストーリーの配分はとても上手。シリアスなストーリーだけど途中にキャラのやり取りも挟むから重苦しすぎない。
最終盤で出てくるあのキャラにはビビり倒し。強すぎ。ヤバすぎ。面白すぎ。

演出とかもアクション映画っぽく作ってあって、エピソード4とか5とか7とかみたいな、星を跨いで冒険活劇してる感じもしっかり作り込まれてた。

キャラに関しては元マスターがめちゃくちゃブスなのは気になるね。モンカラマリ人かと思った。
ちなみに途中でめちゃくちゃ可愛いナイトシスターが出てくるので調和が取れている。この子はほんとにかわいい。アメリカ産とは思えなかつた。
主人公のカルは外伝によくある木剣ジェダイ。というかパダワンのときにはぐれてるからそれ未満かも。割と真面目な性格だけどそれ一辺倒ではない。等身大の若者感があってよいね。ドラマシリーズにでてくれないかな……。フィローニさん頼んますよ!
BD-1は最高の相棒キャラ。献身、有能さ、可愛さ全てを兼ね備えた究極の相棒ドロイド。ゲームプレイ的なところも助けてくれるし無敵の存在というほかない。そりゃ同型がアメリカでグリーティング始めますわな。

やりこみ要素はライトセーバーのパーツや乗ってる宇宙船やBD-1の塗装、カルの服と惑星や原生生物のデータ集めくらい。

君だけのライトセーバーを作ろう!

総合的には結構おすすめできるが、フルプラはちょいボリュームきついかなってライン。ただスターウォーズ好きだったり、アクションゲーが好きなら全然止めない。ソウルライクだけどだいぶ優しくはなっているので、そこで諦めなくても大丈夫そう。
毒にも薬にもならない感想だけど、ゲーム自体もスターウォーズであることを除くと強烈な個性があるわけではないのでこんな感想になっちゃう。
まぁ良くも悪くも、『スターウォーズのゲーム』ってところに開発も消費者も重きを置いている感じ。
色々言いましたが俺は好きです! カルくんの今後に期待。

ここまでお読みくださりありがとうございました!


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