#3:菊池風磨という男<その1>
ジャニ好き(この事務所名を使うべきかどうか分からないけど、今の事務所名をどう略すか分からないからこう書くね)にとっては元々知られている存在だけど、そうでない人にとっては、ここ数年で「菊池風磨」という男の存在は広く知られるようになったと思う。
メジャーなところで言うと、きっと「ドッキリGP」の全裸が転機?
といってもSexyZoneがデビューしてから10年以上経っているし、音楽番組だって出ているし、YouTubeというものが流行りだしてからは「見たいもの」をいくらでも見られるし、熱心なヲタクが上手く編集した動画だって山ほどある。
それなのにこれまで(ファンかジャニ好きでなければ)そこまで存在が今ほど知られていなかったのは、結局YouTubeやTikTokって「自分から探しに行く」ものであって、一度検索すればどんどん関連をオススメてくるけど、探しに行かなければいつまでも出会わない。
その点「テレビ」は(もちろん見たい番組は自分で選ぶとはいえ)ついてさえいれば“偶然出会う”可能性は大いにあるし、特定の誰かを見るつもりじゃなくても“いつも見る番組”にたまたま出ていたことで知られるなんてこともある。
そういった意味ではやっぱりまだまだテレビの影響力や拡散力って大きいんだなと思うよね。「YouTubeやSNSばかりでテレビを観る人は減っている」とも言われるけど、YouTubeやTikTokにアップされている切り抜きも結局はテレビが元になっていたり、ドラマやバラエティも「見逃し配信」が出来てからリアタイする人が減っただけで、テレビ自体がそんなに下火になった感覚がまだ私には無い。
そんなこんなで、おかげさまで菊池風磨という男もすっかりお茶の間の老若男女に知られるところとなったわけだけど、私自身も興味を持ち始めたのは実はここ数年のこと。(しかもこれだけ書いておいてキッカケはドッキリでもないし、なんならYouTube。笑)
元々年代的にもジャニーズ全盛期が青春時代ということもあって

これでいくと、青が青春時代によく聴いていたグループ。
それに加えて黄色が最近になって興味を持ったグループ。
色がついていないグループも(SMAP以降なら)顔と名前は一致するくらいには分かるし、曲だって「全く知らない」なんてことはない。
で、(元々風磨のことは知っていたが)私が最初にどこで「興味を持つ」かというと(多分だけど)YouTubeできっとどこかのヲタクがアップしたであろうSexyZoneの面白切り抜き集的な動画。
その中の「セクチャン( SexyZoneチャンネル)」という番組の切り抜きがとにかく面白かった。(Wikipedia先生に聞いてみたところ、地上波で放送してはいなかった模様)
何がどう面白いかを説明する語彙力は持ち合わせていないので、各自で「セクチャン」とか「セクゾ面白集」とか検索して自主学習してくだされ。
風磨のファンにぶっ叩かれたくはないんだけど、昔の私の肌感としてはバラエティで先に知られ始めたのは風磨のシンメである「中島健人」という印象。
完全無欠の「王子キャラ」を確立し、0歳〜200歳までありとあらゆる世の中の女性をレディとして扱い、握手会ではどんな女性の一言にも神対応、グループ名を生かした「セクシーサンキュー」で一世を風靡したあの中島健人である。
どんな女性にも「神対応」という彼に対し、どんな女性にも「仏対応」で返した大野智もまた天才だったなぁ…(by嵐にしやがれ)
そんな中島健人のアレはもはや素だったのか、ブランディングが突き抜け過ぎた結果だったのかは知る由もないけれど、とにかく彼の揺るがない「どんな時も500%王子」キャラは面白かった。(キャラって言っちゃってるやん、私。)
いや、まぁでも王子っていうかジェントルマンではあったと思う、本当に。
一方その頃、私が風磨をテレビで見た最古の記憶はどれかと聞かれたら(絶対これじゃないと思うけど)印象に残っているのは「ネプリーグ」
なんの番宣で出たのかも覚えていないけど、とにかく明るい色のハネ髪で出ていて「慶應義塾大学出身」の文字が飛び込んできた。
「え、菊池風磨ってチャラそうなのに頭良いんだ」という記憶だけがやたらと残っていて、そこから「菊池風磨」という男はその印象のまま私の中で多分5年以上は眠り続け、YouTubeの切り抜き「セクチャン」で目を覚ます。
ただ、私が切り抜きに出会ったのが今から2年くらい前ってだけであって、その番組自体はもう何年も前に放送されていたものらしい。
だから相当若い風磨やメンバーを見ることができるよ。
その動画に出会った頃から私の「ジャニ第2世代」が突如やってきて、さっきの黄色い色のグループあたりに足を突っ込み始めた。
コロナで世の中が自粛モードになり、いろんなグループのYouTubeが活性化して、「よにのちゃんねる(旧:ジャにのちゃんねる)」が登場したことも風磨を知るには大きなキッカケだったと思う。
今現在も毎週2回の更新を欠かさず観てるから、あのチャンネルのおかげで風磨の人となりを知ることが出来たと言ってもいいくらい。
(テレビの風磨とYouTubeの風磨がそんなにかけ離れているとは思わないけど、やっぱり使い分けはあると思うし、YouTubeやラジオの方が気心知れたメンバーとやっているからちょっと素に近い気もするしね。まるで素を知ってるかのような書き方しちゃったけど。)
みんなも感じている思うけど、風磨はとにかく地頭が良い。
それはバラエティでの対応力もそうだし、会話の言葉選びもそうだし、先輩に対して地面に埋もれ過ぎてるんじゃないかレベルの下からいくやり方もそうだし、ラジオでの瞬発力も面白い。
返しの瞬発力とか語彙数、例えが上手いとか話の組み立てが上手なのは「頭の良い人」「面白い人」の特徴だなと個人的には思っているけど、もう1つ「記憶力の良さ」というのも関係してるんじゃないかなーって、今日ふと感じたんだよね。
というのも、風磨とかは(ニノもそうだけど)とにかく昔の話をよく覚えている。
昔の思い出話だったり、その時話している内容に関連や類似するエピソードを記憶の引き出しから即座に探し出して、トークにボリュームを増すことが出来る。
そして類友とはよく言ったもので、風磨の周りの人間も面白い。
芸人はもはやそれを生業としているので当然だけど、風磨の同期であるSixTONESの田中樹という男と、その田中樹と現在同じグループであり、風磨とはデビュー前に同じグループだったこともあるSixTONESの松村北斗という男がいて、この2人もこれがまたなかなかの「言葉の魔術師」。
この3人が勢揃いしたラジオがありがたいことに、どこぞの誰かがYouTubeに残してくれているので、ぜひ「SixTONESのオールナイトニッポン」の2022年9月3日の回を検索して聴いてほしい。
そして風磨は頭も良いし、上の人には絶対失礼のないマナーも弁えているんだけど、なぜか誤解もされやすいらしいね。
私は悪い印象も持っていないし、日頃私たちに見せる部分をかき集めて人柄を知れば何も気にならない。
むしろ昔より尖ってなくて大人の余裕な面白さを感じるくらい。
timeleszの新メンバー発表の記者会見で原をいじり過ぎだとか、昔からマリウスをいじっていて可哀想だとかいう声も聞こえてくるけど、私には「愛情の裏返し」にしか見えないし、より本人の近くにいる人は風磨が「あのキャラ」だということはずっと知っている。
それが本当に嫌なら原もオーディションは受けないし、マリウスだってあんなに慕わない。他のメンバーも嫌なら SexyZoneが終了した時点で離れただろうしね。
タイプロの中で聡ちゃんが「最初は僕はメンバー増員に前向きではなかった。残った3人でやっていきたかった。(やれなきゃいけないと思った)」という趣旨のことを話していたし、あんなに繊細で優しい聡ちゃんが風磨といたいと示しているんだから、本当に近くにいる人は風磨の根の優しさも魅力も理解しているんだと思う。
飄々としていて冷静に物事を見極められるニノが、自分のチャンネルのメンバーに風磨を選び、後輩嫌いな山田涼介は風磨のことを「友達みたいな後輩」と認め、東山紀之をはじめとする数々の大御所な先輩が風磨をいじり、そんな人たちが口を揃えて「風磨は真面目」と話している。
東や井ノ原は「風磨はとにかくLINEが丁寧」「嫌味なくらい丁寧」「自分のことを“小生”と言い出しそうな勢い」と言っていて、あれだけYouTube内では大先輩のニノのことを友達みたいに絡んでいるけど、そんなニノに対しても裏では「小生LINE」らしい。一貫して「先輩」にはそう線引きをしているんだとか。
東に「教育がしっかりしている」と褒められた時、即座に「両親が喜びます」と返せるあたりも流石っす。
風磨はタイプロの中で原のことを「後輩の立場も先輩の立場も出来る」と褒めていたけど、こう見ると風磨も同じなんだよなぁ。
人間って「自分の嫌な部分」が似ている人のことは無意識に避けがちというか同族嫌悪みたいなものがあるのかなと思うけど、「自分が大事にしている部分」と近いものを持っている人にはシナジーや親近感を感じたり、愛着が湧いたりするのかもしれないね。
先輩はもう「先輩」として一律敬うべき存在ってことにしておくとしても、友達や後輩に関しては風磨が可愛がっていたり仲良くしている人ってだけで個人的にはちょっと信頼度も高まるところもある。(あとは好みによるけど)
常識がある、マナーや弁えるスキルがある、熱い、純粋、繊細、人を傷付けない面白さがある、賢い、裏表がない、努力家、なんかそういった辺りの人と波長が合うんだろうなって気がしてる。
そして勘違いされやすい自分のことでも、きちんと理解してくれる人。
本当は1回分で終わるつもりだったんだけど、なんかまだ長くなりそうだから一旦ここで切り上げることにしよう。笑
書き始める前は「そんなに風磨のこと語れるほど書けるかな…」と思ったけど、全然まだまだ書かせてくれますやん風磨ニキ。
今日は(もう昨日か)timeleszの新曲配信日でしたねー。
すぐサブスクでダウンロードして、行きと帰りの車で「Rock this Party」と「RUN」を延々ループ。マジいい。でもまだ声の区別はつかない。