#2:結局「タイプロ」とは何だったのか〜後編〜
前半があまりにも語りすぎてしまったので、後半はチャチャっとまとめたい。
（本当か？）
語りたいことは、また追々深く書いていくかいかないかは未定として。
最終のメンバー発表の回を終え（もちろん大号泣。この日は朝から片道約４時間半かけて車で福岡にSixTONESのLIVEに行ってたんだ。帰宅したのは深夜２時前。でも発表の回をどうしても観たくて、観たら覚醒しちゃって。４時頃まで起きてたな。１時間程度の番組だとしても、ダンスシーンとかのかっこいい場面があると何度も繰り返して観ちゃうので先に進まない。時間がかかるの。）
前半でも書いたように、私はメンバー発表があるまで実はタイプロを触りしか見ていなくて。（寺・原を応援していたくらいで、あとはインスタとかYouTubeのショートを見て、どんな候補生がいるのか、個人的にピンとくる人いるかな〜、くらいのことだった。）
正直誰が入っても…というか、風磨と勝利と聡ちゃんを信頼していたので、その３人が選んだならどんな人でもきっと良い人なんだろうな、だから結果だけでもいいかな、どんな人になったのか楽しみだな、くらいの感覚だった。
ガチのタイプロファンからすればあるまじき行為だと思うけど、SixTONESのライブが始まる前、長蛇のトイレの列に並んでいる間の待ち時間でネットニュース開いてメンバーを見た。笑
まだ寺原以外を知らない私は「ほうほう、誰か分からんけどもとにかく寺原は加入か。良かった！あれ？よく名前を聞いていたロイは落ちたのか。」
そして寺原が加入したとネットニュースで事前に知っていたくせに、いざ家に帰ってネトフリでタイプロの合格発表見ても泣けるんだから、私もなかなか感受性が豊かちゃん。
その最終回からスタートして、どんどん話数を遡るというあんまり誰もやっていなさそうな斬新な視聴方法で進み、最近第１話を観た。
（話が逆戻りなので人間関係性とかチームとかあんまり分かっていない。なのに何故か泣ける。すげぇよタイプロ。）
一通り理解したところで、最近はまたお気に入りの回や個人的名場面を繰り返し観ている。やっぱり１話から観ていった方が経緯も関係性も分かっていいよ、おすすめ。
そんなこんなでザーッと観たうえで、最終選ばれなかったロイ、ノア、大夢のことを考えていた。私は残念ながら選考する会議には混ぜてもらえていないので、どういう話でどういう結論でこうなったかは分からない。
分からないけど、分かるというか、納得というか。
なんなら５次審査でウッディ前田大輔が落ちた時の方が泣けた。
（風磨とNOSUKEさんが号泣したことに号泣したという方が正しいか？）
でもウッディ前田はジェシーが個人的に推してたらしいし、プライベートでもお友達になってジェシーとご飯＆カラオケに行ったらしいから、むしろそれはそれで羨ましい。笑（timelesz加入とはならなかったが、それと引き換えにいろんな意味で大きなお友達GET。ウッディのモノマネをジェシーに披露してジェシーが大爆笑しているところまで想像済）
話を戻すけれど、加入出来なかった３人のことを推していた人たちの中には一定数心穏やかじゃない人もいるだろうし、腹いせに過剰な書き込みをする人も見かける。
だけどタイプロに後天的にハマり、（寺原以外には）当初はそこまで特定の人間に入れ込んでおらず、結果を知ってから遡って観るようなにわかな私レベルが観たからこその、私なりのまとめをここから書いていく。
タイプロは本当に風磨と勝利と聡ちゃん（とNOSUKEさんたち）の愛に溢れた終わり方だったと思ってる。
ロイとノアと大夢は落ちたからといって才能がなかったわけでもない。
私は「３人の仲間探し」という言葉を「花束作り」に置き換えて考えていた。
風磨たちは一貫して「ダンスや歌の上手さだけじゃなく、人柄や自分たちとの相性も大事にしたい。」と言っていた。
それはこれから長くアイドル人生を続けていくために、もっと大きくなるためにもあるだろうけど、やはり５人のSexyZone時代の経験があるからだと思う。
マリウスや聡ちゃんが入れ替わりで活動休止をしたこともあり「10年以上グループを続けてきたけど、５人が揃っていた時期があまりなかったことが悔しい。」と語っていた勝利。
世間からは「ふまけん」の愛称で親しまれた風磨とケンティー、シンメとも呼ばれずっとペアで切磋琢磨してきた２人だけど氷河期時期が長かったとも聞く。
若くして芸能界にデビューし、自分たちなりに一生懸命やってきていたつもりでも、上手くいかないこともたくさんあったのだと思う。
風磨とケンティーは大学（しかも慶應と明治）を卒業もしているということは、学業にも時間を割かなければならなかっただろうし、仕事もしなければならない、グループを頑張るのかソロで個々に活躍出来る場所を増やして名前を広めようとしたのか、思春期ならではの葛藤や、一般の大学生活を謳歌したい憧れ、自分たちのことで精一杯でも年下３人のことも守らなければならない、素直にコミュニケーションが取れない、もしかしたらそういった私たちには見えない苦労や悩みや後悔がたくさんあったかもしれないよね。
５人でいたかったけど、誰か１人でも欠けたらそれはもうSexyZoneじゃない。
だから２人が辞めるタイミングで「全員がSexyZoneから卒業」として、５人の形のまま、名前とともに宝箱に片付けた。
そして名前を変えて再出発するとなったら、今度はもうきっと同じ失敗や後悔はしたくないと思ったはず。今度はもっと結束力を、今度はもっと「みんなで一緒に」、今度はもっとコミュニケーションを密に取って仲良く（←５人時代が仲良くなかったという意味ではなく）、そして皆で大きな夢を叶えたい。
そう考えたら、やっぱり相当慎重に、シビアに、そして目的をぶらさずに選ぶ必要があったはず。
スキルが高くても、グループとしての親和性、調和性を考えたら選べなかった人もいると思うし、慎重に見極めたいからこそここまでの長い時間をかけ、人を見て、寝食をともにし、自分たちの感覚に何度も自問自答したと思う。
でも最終的には結論を出さないといけない。
選べなかった人の中にも素敵な人はたくさんいたと思う。「じゃぁ合格でいいじゃない」と言いたくもなるだろうけど、これを「仲間探し」というワードで考えると少しややこしくなるというか、感情が入りすぎてしまう。
だけど「花束を作る」と考えたらどうだろう？
例えば風磨と聡ちゃんと勝利の特徴を一言で表すのは難しいので、それぞれのメンバーカラーを借りて、「風磨が紫、聡ちゃんが緑、勝利が赤」の花とする。
この３色を基調として、これに似合う、誰もが喜ぶ、より万人に人気のある花束を作ろうとした時、何色が必要で、どれだけの量が欲しいだろうか。
例えるなら候補生は、応募してきた段階では「蕾」だった。
それを10ヶ月かけて水を与え、肥料を与え、光を浴びさせ、愛情をかけ、とにかく３人とNOSUKEさんたちは蕾が開くのを待った。
何色でどんな花が咲くのか、風磨たちにも分からなかったと思う。
分からないからこそ見てみたかった、知りたかった。
候補生本人にも分からなかったと思う。
だから花が開くたびに皆は大いに喜び、讃えた。
だけど残念ながら求めていた花や色じゃなかったこともあると思う。
それでも蕾じゃなく、花を開かせた状態で送り出したというのは本当に愛のある送り出し方だよね。世間の多くの人がそれを見たのだから。
だから最後に落ちた３人もきっと派手な花が咲いたのだと思う。
もしかしたらロイは１人でカラフルな花を咲かせたのかもしれないし、ノアはポップなドット柄の花で、大夢はラメの散らばった花だったかもしれない。
その１つひとつがどれも美しかった。
timeleszの花束に入れるには華やか過ぎる花だったのかもしれない。
個人的に思うに、これまでは勝利が絶対的センターを取ってきたけど、今度はセンターを作る気がなかったのかなって。
だけど「この花は（そのつもりがなくても）自然とセンターになってしまうかもしれない。花自体は素晴らしいけれど、それは今回作りたい花束とは違う。」
それでもこんなに素晴らしい花が咲いたのだから、これを世間の人にたくさん見てもらおう、きっとこの花を求めている人がどこかにいるから。
最後まで順位をつけていたのも、落ちた候補生への餞かもね。
「タイプロで◯位だった」という功績はいつまでも残るから。
「１位を落とすなら最初から順位なんてつけなければ良いのに。」という声もたくさん見たけど、順位が後になって本人を助けてくれることもあると思う。
「自分らしさとは何か」ということをこのプロジェクトを通じてずっと問われているような感覚だった。私自身もそういうものがいまだに分からないから。
例えば寺の対応力の高さは本当に素晴らしかったし、「赤と言われたら赤、青と言われたら青」になれるその一方で、「じゃぁ寺の本当の色は何色なの？」って聞いたら寺はなんて答えるんだろうなぁ。
落ちた人の中にも、受かった人の中にも、それぞれ目に見えない悩みも葛藤もたくさんあると思う。
まだまだ書きたいけど、とりあえず「タイプロとは何だったのか」…仲間探しだけど、私は花束作りにも見えたなっていう話。
あまりに良かったのでファンクラブに入ろうかなと、サイトに行っては引き返している。というのも、入会の時に推しを１人選ばないといけないよね。
選んだからって何か関係するのかは分からないけど、クソ真面目に考えちゃって全然選べないの。
番組を見ている時は「寺だ！絶対寺西！！」と意気込んでいたけど、いざとなると
やっぱり捨てがたい風磨ニキ
最近魅力に気付いた勝利
圧倒的な優しさと人柄とバチイケダンスと色気の聡ちゃん
国民の旦那としてお小遣いあげたい寺
タンクトップ過ぎて袖買ってあげたい原
色気とユーモアに足が生えてる将生
努力の姿に募金したいシノ
可愛いから美味しいものでも食べて欲しい周杜
誰に課金するつもりで入会かな〜とか考えてたら全然決まらないのでまだ入会してません。箱推しは大変。