#4:菊池風磨という男<その2>

さて、引き続き風磨ニキについて続きを書いていきます。
noteを書くにあたって「セクチャン」の切り抜きを改めてYouTubeで観たんだけど、「今」の菊池風磨を知った上で「過去」の風磨を見てみたら、自分の記憶と違って実は風磨は昔も今もあまり大きく変わっていなかった。良い意味で。

そして確かに今の新生8人timeleszもとても素敵なんだけど、5人時代の SexyZoneも捨てがたいねぇぇ。未だに新しいtimeleszを受け入れられない、5人時代のセクラバ( SexyZoneのファンの愛称)の気持ちもまぁ分かる。
(5人時代の全てに詳しいわけじゃないので、あくまでもバラエティ番組で5人がわちゃわちゃしている空気感のことについて言っておりまする。)

ふまけん(風磨×健人)はずっとふざけていて、それにツッコむ不動のセンター勝利、ふまけんの攻撃からマリウスを守りつつもたまに悪ノリに乗っかる聡ちゃん、兄2人(時には4人)からの総攻撃を受けながらもずっと可愛いマリウス。(マリの反応が可愛いから、ついからかいたくなっちゃうんだな…)

風磨と健人も暴走はしているけど、2人とも頭が良いからなんだかんだ肝心なところでは下のフォローもするし、可愛い弟のように面倒も見ている。
結局ファンって自分の推してるグループが「仲良し」なことが嬉しいのであって、そのわちゃわちゃな平和感に癒しを感じているのよね。
そして本業のアイドルとしてステージの上ではキラキラしていたり、バチバチにキメたりするギャップがたまらないのであーる。

で、最初の話に戻ると、風磨のノリもスタンスも実はあまり今も昔も大きく変わってはいないように見えるんだけど、年齢や環境が変わると周りの捉え方が変わるというのはあるのかもしれない。
同じノリでも若い時にやるとそれが「10代のノリ」と思われることもあれば、イキっているように見えるのかもしれないし、今の年齢でやるとパワープレイに見えたり、その勢いが大きな笑いを生んだり。

グループ内でやると(ファンは“いつものこと”として)スルーしても、風磨の本質をよく知らないお茶の間が見るとそれがユーモアや愛情とは捉えられなかったりね。いずれにせよ風磨は昔も今も、売れるために一生懸命であることだけは本当に変わらないと思う。

そんな「いろんな場面の風磨」を少し分類分けしていくと、現在の「バラエティの(いろんな芸人や先輩の中に囲まれている)風磨」や「YouTubeでの風磨」はいわゆる「弟・後輩側」の風磨であることが多くて、グループに戻れば昔も今も「兄側」(タイプロ含む)

どちらの風磨も魅力的なんだけど、本来自分の家族の中でも長男っていうこともあって、やっぱり「兄貴的立場」という姿の方が板に付いているというか。
だがしかしその一方で、「長男」という役割が素直さを半減させ、誤解を生む側面もあるっぽい。

私も家族の中では末っ子なので、本来は年上の人の中にいて甘える方が楽な部分もあるけど、仕事上や部活内で上に立つ時には「違う自分」がいたりして。

でも結局末っ子の立場で生まれているから長子の気持ちの全ては分からないし、あくまで自分の思う「長子」を参考に想像で書いていくけど
長子って兄弟の中でも1番最初に(見本の無い中で)開拓していかなければならないことが多かったり、下の面倒を見たり導いたり、自分が手本にならなきゃという思考がどこかに染み付いているのかなという感じ。
そして弱みを見せたがらないし、寂しい気持ちも素直に言わない気がしている。

(ちなみにザーッとだけど、本来の家族の中では「長男」という立場の人は誰がいるか調べて、ある程度キャラが分かる人の中で私がそれに当てはまるなーと勝手に感じるのは、横山裕、阿部亮平、目黒蓮、ジェシー、深澤辰哉、渡辺翔太、櫻井翔あたり)

(加えて書くと、私と同じく家族の中で「末っ子」という意味で親近感湧くのは、松村北斗、髙地優吾、向井康二、二宮和也、大野智、松島聡、髙橋海人、佐藤勝利、マリウス葉あたり)

こう見るとやっぱり長男側は頼り甲斐のある人が多いし、末っ子は私が好きな人が多かった。そして1人っ子である松岡昌宏や中島健人や京本大我はあまり他人の意見に左右されなさそう。笑(もはや振り切った気持ち良ささえある)

この事務所ではグループになると家族や兄弟に例えられることが常で、実際の家族では末っ子でもグループ内では長男的立ち位置であったりリーダーになったりすることがある。
それでいくと坂本昌行(V6)や大野智(嵐)や髙地優吾(SixTONES)なんかがそれなんだけど、私の印象でいくとこの人たちは本当にリーダーらしいことを何もしない。笑

グループ内では最年長であってもただそこに存在しているだけというか、ずっと皆を見守っているだけというか。要所要所で肝心なことは言うとしても、積極的に引っ張っていくというよりは俯瞰して見ていて、なんだか仏みたい。笑
それでいて何故か貫禄が漂うという不思議な人たち。そして愛されている。

話が逸れたけど、この話で行くと風磨はグループでも実際の家族でも生粋の長男。
自分のことはさておき下の子を守ったり、自らを犠牲にして矢面に立つことが出来てしまうんだよなぁ。

今回のタイプロ開催中もたまにインスタに質問箱を置いて世間からの声を集め、敢えて批判的な言葉やネガティブな意見、現実を受け入れられないファンの声を拾って答えまくっていた。
一貫して覚悟を持ってこのプロジェクトをやっていること、受け入れられないファンにもいつかは理解をしてもらいたい気持ちがあること、候補生たちを傷付けないで欲しいこと、勝利と聡ちゃんに矢が向かないよう、風磨が全部世間のネガティブな声を受けて返していたよね。

風磨だって傷付かないわけはないと思うけど、「自分だけが背負えば良い」という思いが目に見えて分かるし、勝利や聡ちゃんも陰では風磨を支えていると思うけど、その姿を公には見せないことで風磨の立場を立てていたり、頼りになる背中をずっと見てきた信頼もあるんだと思う。

こないだ「しゃべくり007」に風磨が単独で出演していて彼のルーツが垣間見えたけど、あんな風に愛されて育ったから根っこの部分に強さとか、誰かを守るために矢面に立てる覚悟が持てるんだなーと感じたよね。

YouTube内では自分のことを「陽キャに見えて、本当は陰の人間」と言っていた意味も個人的には分かるけど、陰の中でも揺るがない陽の部分を最大限発揮した姿が、今「表に見せている風磨」なんだろうな。

タイプロの中で風磨はシノ(ダンスも歌も未経験だけど努力をし続ける男。#1参照)のことをずっと気にかけていたというか、何か感じるものがあるのかずっと見守っていたように見えるけど、ブレないマインドとか芯の強さとか、誰かのために自分が犠牲になることを厭わない姿とか、シノのそういう部分が風磨の中にある何かと共鳴したんだろうなと今では分かる。

そしてもう1つ個人的にずっと密かに感じていることがあって。
SexyZone時代にずっと「ふまけん」として中島健人とグループを引っ張ってきた風磨。ケンティーとは同期でもあり、ふざける時もずっと息の合った掛け合いで、まるで熟年夫婦のような2人。
中島健人が脱退するという発表があった時も「長年一緒にやってきたから、曲がかかってパフォーマンスを見れば中島の調子もすぐに分かる。」と。
全てを言葉にしなくても分かり合える関係性だったからこそ、彼の決断を止めることも出来なかったと語っていた。

マリウスのことは「卒業」と言っていたのに中島のことは「脱退」という言い方をしていたことに風磨の気持ちの複雑さを感じるけれど、確かに唯一無二のパートナーだったのかもしれない、だけど「何もしなくても自然と波長が合う」関係というよりは、本当は「そういう関係であれるよう」に、「中島健人が中島健人であれるよう」に風磨が無意識に立てたりサポートしていたことで成立していた部分も大きいのではないかなと勝手に推察しているんだよね。

(Jr.時代に中島健人が北斗の分のジュースまで勝手に飲んだことを、北斗がラジオで面白おかしく「まだ俺は許してねぇ!」とブチギレてたけど、それを横で聞いていた風磨が「中島さんは1人っ子だからね。笑」と。ケンティーも風磨を支えてはいただろうけど、風磨もずっと陰ながらフォローしてきたんだろうなぁって感じた。)

よにのちゃんねるの企画の中で「事務所の人たちをX軸、Y軸で分類しよう」という企画があり、その時は「かっこいい・可愛い」「ドラマ・バラエティ」で分け、「かっこいい/バラエティ」には誰が該当するかと話していた時のこと。
ニノたちは中島がそれに該当するんじゃないかと言っていて(私も「確かに!」と思ったけど)風磨は(自分も本当はそう思っているけど)中島自身が自分をどうブランディングしているかということを思い計り、「かっこいいドラマ」の方へ促していた。
あれを見た時に、どれだけ付き合いが長くても、シンメと言われる関係であっても、相手を立てるということも忘れない男なんだなと、ここでも風磨ニキ。

そして(もうここからは本当に個人の妄想の妄想だけど)1つ前のnoteにも書いたように、世間に先に知られたのは中島健人だと思う。
でも風磨も売れたい欲もあるし、仕事も大好きだし、相方の中島が売れることに嬉しさもある反面、良い意味でライバル心もあったんじゃないかな。
2人の間には「氷河期時代」があったとか、タイプロの中でも「(SexyZone時代に)もっとメンバーとコミュニケーションを取れば良かった」という趣旨のことや、「あの時あぁすれば、こうすれば良かったという後悔もある」とも語っていた。

大人になった今ならもう少し上手く素直にやれることも、10代や20代の多感な時期には出来なかったこともたくさんあると思う。
未だに素直になれない風磨は多少拗らせている部分もあるかもしれないけれど、今回新しくtimeleszに加入した、風磨の同期の「寺西拓人」が良い働きをしてくれるんじゃないかと私は期待しているのですよ!

勝利や聡ちゃんとは長年一緒だけど、長いこと「弟」な存在だった2人に対しては期間が長いからこそ今更素直になれないだろうけど(でも2人は風磨に素直になって欲しいんだって、可愛いよね⭐︎)テラがとても上手に下と風磨を繋いだり、風磨の強がりな部分をほぐしてくれるのではないかと!!(願望)

中島健人との関係が「クラスの人気者2トップ」とするなら、寺西拓人の存在は「同じクラスで違う部活のキャプテンやってる友達」って感じ。
張り合う関係じゃないところで、同じ目線で支えてくれる優しい存在になりそう。

新メンバーの将生とシノと周杜も結構ズケズケ言うから、そんな「ひよこ3人組」が風磨をぶった斬って、勝利と聡ちゃんがダメ押しして、テラがトドメを刺して、風磨も殻を破って欲しいよね。
(原は照れた風磨から八つ当たりされそう。笑)

ね、言ってたもんね、タイプロで候補生に、風磨。
「売れてぇんじゃねぇのかよ。俺は死ぬほど売れたい。こんなんじゃtimelesz終わっちまうよ…。殻破れよ!」って。涙目で、震える声で。
(候補生たちを覚醒させるために)
これはもう特大ブーメランだよなぁ、風磨ニキ!

世間では「菊池風磨構文」(歌詞忘れてるようじゃ無理か…歌詞はね、入れとかないと)が一斉を風靡して、風磨も「自分で投げた特大ブーメランから今、必死に逃げてる。もう一切歌詞は間違えられない。」と笑ってたけど、私からすればそこじゃないぞ。
風磨の投げた特大ブーメランは「殻破れよ」です。笑

ちなみにそんな生粋の長男気質な風磨が唯一「末っ子」になれるのが「よにのちゃんねる」だと思っていて、あんな風にお兄ちゃん達に囲まれて末っ子立場で言いたい放題、やりたい放題(もちろん弁えた範囲内で)やってる風磨も「素でいられる場所」らしいから、timeleszでもぜひそうして欲しいよ。

末っ子の私に言わせれば、「末っ子だって家族や兄弟のために役に立ちたい。家族がもしもの時にはやれることをやりたいし、頼りにされたい。」がある。
聡ちゃんも(テラに向けてだけど)言ってたね、「頼っても欲しいけど、頼らせても欲しい」と。
なんだかんだいざって時には「結局風磨ニキ」で良いんだけど、せっかく新しい仲間も増えたわけだし、仲間に頼りまくる「子分風磨」も楽しみにしたい。

P.S.
あと、風磨って何故かカッコつければつけるほどカッコつかないの、なんで。
逆にカッコつけようともしていない、なんでもない時のナチュラルな風磨が1番カッコ良いんだよなぁ。


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